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ぱすてるくれよん - Final Fantasy XIV Fan Site -

新生編

新生編

日記ログ[006]51日~60日。

2023.06.23「猛る焔神イフリート」MainQuest[後編]

「あいつのために、俺にも何か、できることがあればいいのだけど……」

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重たい気持ちを引きずって、砂の家に戻って来た。
わたしが蛮神イフリートを倒したうわさが、早くも広まってる。

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サンクレッドさんとミンフィリアさんは、わたしを明るく出迎えたの。
扉の前に立った時、深刻な話をしている声色が聞こえたけれど、気付かなかったことにするの。

詳しい内容までは聴き取れなかったし。

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サンクレッドさんによるまとめ。
今回の事件は蛮族がらみの問題としては典型的なものだった。

蛮神ほどのエネルギー体が顕現するには莫大なエーテルが必要。
だから蛮族はクリスタルをかき集める。時には強奪などの手段も用いて。

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そして、蛮神は本来なら目に見えず触れられないもの。
蛮族たちが言い伝えなどで信仰してきた、形無きもの。

けれど昨今「神降ろし」と呼ばれる儀式で顕現するようになった。
顕現した蛮神は「テンパード」の信仰心で力を増す。だから魂を精錬して信徒を増やす。

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わたしやミンフィリアさんみたいに「超える力」の能力を持つ者はテンパードにならない。
理由は不明。やはり知られざる神が関与してるのだろうか。

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第七霊災以降、蛮族の動きが組織的になっているという。
その理由はたぶん……。

何度か目にした、黒服仮面だろう。
あいつが暗躍してるに違いない。

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ともあれ。
ウルダハやエオルゼアの脅威となる前に蛮神を倒せたのは幸い。それは間違いない。
ミンフィリアさんはわたしの身になにかが起きると予言した。

なんとなく察しはつく。
偉業をしでかした冒険者を放っておくわけがないのだから。

もともとこうなるのが嫌で日陰者生活を望んでいたはずだったのだけれど。
あっという間に真逆の人生まっしぐらなの。はあ……。

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ミンフィリアさんが立ち去った暁の間にて、サンクレッドさんは言った。
テンパードになった人間は処分されるのだと。
治療する術が無いのだろう。

次にまた蛮神が降臨した際には、その力を増す要因ともなるのなら、やむを得ないのかもしれない。

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「俺がもっと力をつけて、みんなを守らないとな」

同感ですの。
わたしはそのためにガンブレイカーになったのだから。

ごめん。嘘ついた。ただ、ガンブレードのシャープなデザインがカッコイイって思っただけ。

最初はそうだった。いまは違う。守りたいって思う。
これまでの世界で守り切れなかった分も。

……ん?
いまサンクレッドさん〝私〟って言ってた?

呼び止める間もなく、サンクレッドさんは立ち去った。

2023.06.23「英雄の卵」MainQuest[前編]

立ち去ったミンフィリアさんはすぐに戻ってきた。乙女にありがちな、お花摘みだったのかも。
サンクレッドさんが入れ替わりでいなくなったことから、トイレは個室がひとつだけなのかもしれない。
由々しき事態。

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「あなたは、ついこの間までひとりの冒険者だった」

いまも〝ひとりの冒険者〟なの。

それは置いといて……。
高密度で様々な事件に首を突っ込み、解決してしまった結果、どんなことが起きるのかは知ってる。

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通路を駆ける複数の足音。

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そうそうたる顔ぶれが並んだ。
エオルゼア主要六カ国のうちでも冒険者を擁する三カ国、グリダニア、ウルダハ、リムサ・ロミンサ。
各国グランドカンパニーからの使者だった。

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わたしをスカウトしに来たのだ!

光の戦士の再来なんて言われてるのね。

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直前の事件は密告者のせいでさんざんな目に遭ったけれど。
密告者はここにもいた。

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双蛇党、不滅隊、黒渦団の使者たちが自国のアピールを開始。

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ぽかーん。

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いずれかのグランドカンパニーに所属すればクエスト報酬も出るし、冒険者にとっては得することばかり!

暁の血盟に加わる時も、同じこと言われたような……。
そもそも影で暗躍する立場になりたかったから暁の血盟に所属したのに……。
ていうか、掛け持ちっていいの? 許されるの? まさか完全移籍じゃないよね!?

完全に裏目に出たの。
これでわたしも国家公務員。国家の犬か……。

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タイミング良く思い出す、ミンフィリアさん。
近々「カルテノー戦没者追悼式典」ってイベントが開催されて、各国の偉い人がスピーチをするらしい。

「式典を周って、ビビッと来た国に仕えちゃいなよ、YOU!」

的なことを提案されたので、そうすることにしたの。

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そして、流れるような自然さで手渡されるリンクパール。
これがあればいつでも暁の血盟と連絡が取れるとのこと。それってつまり?

「勘違いしないでね。この子の飼い主は、私よ!」

的な意志表明なの。
三カ国からの使いたちの前で堂々とやって見せたってことは。

なんて恐ろしい女なの、ミンフィリアさん。

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「あなたを中心に、エオルゼアが動こうとしている」(さらにその中心にいるのは私だけど!)

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「思う存分、活躍できるってこと!」(リンクパールで呼び出すけど!)

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……なんてこと、間違っても考えていないと祈りつつ、暁の間を後にしたの。

それにしても、わたしが三カ国のどこに所属するかいつまでも決めなかったら、あの人たちずっとここにいるんだろうか。
ミンフィリアさんに嫌がらせするなら最適かもだけど、さすがにやめとこう。

三カ国を周る前に、暁の血盟のみんなに軽く挨拶しておく。

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わたしの活躍と同時に、サンクレッドさんの残念な活躍も知れ渡ってた。お気の毒。

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木箱の上でUNK座りしてたミコッテは任務で出掛けてるらしい。

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隣の男性がかつての仲間かもしれないけどハッキリ思い出せないという。
第七霊災前後の話って、なにもかもそんな感じなのね?

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月の衛星ダラガブと蛮神バハムート。
いまはまだ闇に包まれていても、真相に迫る時は来るのだろうか。

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超える力の白昼夢で見たカルテノーの戦いから五年。
追悼式典は初めてなのね。

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いやいや。なに言ってんの。演説はこれから!

イダさんだけ極端にノリが軽くて安心する。

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「危ないところでっした」

おまえのおしゃべりのせいで、すでに致命傷なの。

「人気者になると、あっちこっちへ大変でっすね」

おまえのおしゃべりのせいで、トドメを刺されたの。

式典は好きな順番で周れって言われたけど、どうしよう。
グリダニアは最初の地、ウルダハは直近の地だから、間を取ってリムサ・ロミンサかな。

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ちょうどベスパーベイからリムサ・ロミンサへの船が出てた。
こういうの経費で落ちるのかな? たぶん落ちないな……。

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第一部、完。

2023.06.23「敏腕美容師の過激なる美技」SubQuest[前編]

第一部、完じゃない。
夕日が綺麗だったから言ってみたかっただけなの。

リムサ・ロミンサに来たから、久しぶりにバデロンさんに挨拶しようと溺れる海豚亭に来てみたら。

「あんぎゃ~」

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冒険者ギルドの外の方から女性の悲鳴が聞こえたような気が。
そしてそれは、気のせいじゃなかったみたいなの。

近頃、刃物を突きつけて金品を強奪する悪党が出没するらしい……。
さっき聞こえた悲鳴は、魚商の建物がある方角から。
まさか犯人は、刺身包丁を得物にする魚屋さん!?

これは、プリンに繋がるクエストの予感がするの!

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あれか。
確かに魚商の前なの。

即刻、ふたりの間に割って入る。

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ララフェルのご婦人は、ここで、敏腕美容師さんと待ち合わせをしていた。
待ちぼうけを喰らっていたら、この錯乱気味の変態男さんに斬りかかられた。
敏腕美容師さんはこの変態男さんにやられたのではないかと疑っている。

ていうか、2年貯金して1年順番待ちとか、やばい。なにその美容師さん。

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「釈明があるなら聴くの」

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変態男さんは自分も被害者だという。
ほかにもブツブツ言っているけど釈然としない。

ひとまず切り裂き魔とは別人のような気がしてきたの。
不審者ではあるけれど、ベクトルが違うというか。

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「オレこそが、ビ、ビ、ビヨ……うぁぁぁぁ!」

ジャンドゥレーヌという彼の名前らしきものは、かろうじて聞き取れた。

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指定の3名を訪ねて欲しいと頼まれたけど、商売道具を奪われて非常事態ならしゃ~ない。
なんだか放っておけないし、グリダニアとウルダハならちょうどこの後、追悼式典で回るけど……。
戻って来るまで、それなりに時間が掛かるはず。ふたりっきりにしといて大丈夫だろうか。

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まずは甲冑師ギルドのハ・ナンザさん。
いつぞやの漁船の発注は、あの後どうなったんだろう。

ジャンドゥレーヌさんの名前を出したら、すぐに察して、包みを手渡してくれた。
そんなにしょっちゅう、このトラブルは発生してるんだろうか。

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アレアレ言うななの。
絶対に違うものを想像しちゃうから!

2023.06.24「英雄の卵」MainQuest[中編]

リムサ・ロミンサ「アドミラルブリッジ:作戦指揮所」。
カルテノー戦没者追悼式典、リムサ・ロミンサ会場。

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多種多様な種族が入り乱れる。
若干、ルガディン族が目立つかもしれない。

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メルウィブ提督のスピーチが始まった。

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海の男らしい勇ましい演説だったと思う。男じゃないけど。

それにしても、リムサ・ロミンサには蛮神と蛮族が二系統もいるのね……。
帝国の軍事拠点も二カ所あるっぽいし、なんだか大変そう。

一応、わたしの中では黒渦団が最有力候補だったのだけど、俄然やる気が湧いてきた。
ウルダハの権力争いとか、グリダニアの陰鬱とした雰囲気に振り回されるのは御免だしね。
どうせなら、自由で陽気なこの国のために尽くしたい。

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なんてことを心の中で振り返ってたら、エレゼンの双子に話し掛けられたの。
この顔には見覚えがある。最初にグリダニアを訪れた時、チョコボ・キャリッジに相乗りした客だ。
気さくな商人のおじさんとは対照的に終始無言で、愛想の悪い双子だと感じた記憶がある。

兄はアルフィノ、妹はアリゼーというらしい。
妹の方は相変わらず愛想が悪かった。

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アルフィノさんは頼んでもいないのに、すらすらと演説の内容をまとめてくれる。
やや嫌味っぽい語り口調ではあるものの、とても有り難いタイプの人種なの。

リムサ・ロミンサが抱える様々な問題に対処するため、まずは蛮族から。
そのために冒険者の助力が必要なんだろうと締めくくった。

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ところ変わって――

グリダニア「ミィ・ケット音楽堂」。
カルテノー戦没者追悼式典、グリダニア会場。

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その成り立ちから、ヒューランとエレゼンが多め。
少数ながらミコッテ族も見られる。

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カヌ・エ様のスピーチが始まった。

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穏やかな雰囲気ながら、訴えかけるような語り口調。

グリダニアにも蛮神と蛮族が二系統いたとは知らなかったの。
シルフ族には会ったこと無いけど、妖精の類だよね。……仲間になれるかな?

いずれにしても双蛇党に入ることは無いかな。
来場者たちの活気も無いし、どうしてもお国柄に対する苦手意識は払拭出来ない。
よりにもよって雨も降ってたし、終始薄暗かったのも致命的だったと思う。

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そしてこの会場にも例の双子が。わたしと同じく各国の式典を周るって言ってたしね。
前回話し掛けられたのもあって意識してたんだけど、妹さんはなんでいつも機嫌悪そうなんだろう?
小声ながら、演説中に野次を飛ばしてたし……。

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アルフィノさんの解説、グリダニア編。

専守防衛の鉄則を覆してでも、イクサル族との決着を付けたい。
そのために冒険者の助力が必要なんだろうと締めくくった。

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「案外、この演説は……。君に向けられたものかもしれないね」

リムサ・ロミンサの時はそういう肩入れするような感想言わなかったよね!?

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変態さんのおつかいも忘れてないの。

だからなんで、みんなしてアレアレ言うの!?
変な気持ちになっちゃうじゃん!

2023.06.25「英雄の卵」MainQuest[後編]

ウルダハ「ロイヤル・プロムナード」。
カルテノー戦没者追悼式典、ウルダハ会場。

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ララフェルを中心とした商人層が多め。
うろ覚えだけど「獣人排斥令」だったかの影響か、人間以外の姿は無い。

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ラウバーン局長のスピーチが始まった。

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とにかくよく通る声。わりと最前列で聴いたためか耳が痛い。
徹底して不滅隊リーダーとしての、敵に勝つための語り口だった。
とても演説らしい演説だったと思う。

ここで話者がナナモ女王に代わる。
ウルダハは王政を敷いているものの権力が弱く、傀儡政権なんて呼ばれてる。
ラウバーンさんの巨漢を利用して肩に乗っけるのずるい。すごいインパクトだもん。

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ナナモ女王はお飾りの立場を理解しているのか国民第一の情に訴え掛ける内容。
受けは良くても内容は甘い。であれば、最後にラウバーン局長が熱を引き戻すのも忘れない。
口癖だろうけど〝勝機であり商機〟〝勝敗は早さと速さが別つ。〟なんてキャッチコピーも投入してた。

最大の特徴は、追悼式典なのにほか二国と異なり、黙祷のタイミングが無かったこと。
熱弁のあまり忘れたなんてミスは無いだろうし、わたしに真意は計りかねる。

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もちろんアルフィノさんとアリゼーさんも会場を訪れていた。
カルテノーの戦いではウルダハが帝国を打ち破ったとラウバーンさんが豪語した時、苦虫を噛み潰していたが。
この辺り、単なる歴史オタクとは違うらしい。

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ナナモ女王はとびきり可愛いし、ラウバーン局長の主張も理解出来たけれど。
う~ん……。ウルダハはパスかな。だって、どっちを向いてもお金の匂いばっかなんだもん。
ウグストさんがアマルジャ族に肩入れしたのだって、結局はお金欲しさだったよね?

人間なんて、結局はお金お金お金。
たまにえろいこと目的。
うんざり。

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アルフィノさんもグリダニアの時のように、謎の推し活動はして来なかった。
でもって、妹さんはなにも言わずに帰った。いったいなんなの……?

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そして、絶妙なタイミングでボス直々の帰還命令がくだる。
やっぱりリンクパールはこういう風に使われるのね……!

「クイックサンドでお茶してからか~えろ!」

なんて甘い考えは許されないのだだだだ。

2023.06.25「敏腕美容師の過激なる美技」SubQuest[中編]

クイックサンドでお茶はしないけど、変態から受けた依頼は忘れてない。
錬金術師ギルドのセヴェリアンさんを訪ねた。

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甲冑師ギルド(ナルディク&ヴィメリー社)はハサミ、木工師ギルドは櫛として。
錬金術師ギルドで受け取るものはなんだろうと考えてたけど、アレか。
カラフルなアレ。

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セヴェリアンさんジャンドゥレーヌさんは変態同士、ウマが合うみたい。類友。
ひとまずこれで美容師さん三点セットは全部そろったはずなの。

どうせすぐネタバレするので言っちゃうと、グランドカンパニーは初志貫徹で黒渦団を選んだ。
時間は若干前後してるけど、すでにリムサ・ロミンサまで戻って来たのだった。
黒渦団を訪ねる前に、まずは変態とご婦人のもとへ!

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現場を離れた時点と寸分違わず同じ位置にいたの。
切り裂き魔がふたりを襲うなんて悲劇も無かったみたいで良かった良かった。

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ハサミと櫛と染料を渡す。
挙動不審な変態からアクティブな変態へ、ジャンドゥレーヌさんが華麗なる変身を遂げた瞬間だった。

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そして、人が変わったように動き出す。
クルクルクルクルクルックル回り出したかと思いきやご婦人を斬り裂く!

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「いや、そうはならんやろ」

誰もが方言で、口を揃えてツッコむ場面。

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序盤の時点で薄々……。
というか、ハッキリ分かってたけれど。
ジャンドゥレーヌさん、イコール、ご婦人が待ち合わせをしていた敏腕美容師さん。

何者かに大事な商売道具を奪われて、人格が変わっちゃってたってわけなの。
結局、誰が嫌がらせをしたのかは判明しなかったけれど……。
まあいいやべつにどうでも。

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カメラを引くとこんな感じ。

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このあと、わたしに恩を感じたジャンドゥレーヌさんは、好きな時に自分を呼び出せる券を用意してくれた。
新生せしマダム曰く〝二年貯金して一年予約待ち〟したくらいの凄腕がタダで利用できる!
とてもすごいことなの。

すごいことだけど――

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一連の流れがとても面白かったから、仕切り直しにしよう。
ポーズをキメているジャンドゥレーヌさんから、三点セットを返してもらった。

いつ呼んでも良いなら、大差ないよね?

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髪型変えたくなったら声掛けるの!

2023.06.25「我が行く道は……(黒渦団)」MainQuest

裁きの時が来たの。

逆入社面接のようなものだし、敢えて一度ずつ断ってみる。

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黒渦団。
最終的に選択されると信じて疑ってない風。わたし、顔に出るのかな……。

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不滅隊。
悩んでるならとりあえず選べって感じ。

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双蛇党。
早とちりして申し訳ないと言われて申し訳ない気持ちに……。

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「というわけで、わたしは黒渦団を選びますの。よろしくです……!」

式典に赴く前、メルウィブ提督を〝姐御〟と呼んで良いと言ってもらえたのが決め手でしたの!

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残念がるほかのふたり。お国柄が表れてて好き。
今回は縁が無かったけれど、機会があれば力を貸すの。

そのうち蛮神の退治とかで各国を巡ることになりそうな予感がしてるし。

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タタルさんもおしゃべりを反省してたから許してあげる。

それじゃあ、いざ、リムサ・ロミンサへ!

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人事担当の人に話し掛けたら、すでに連絡が届いてた。
新卒じゃなくて中途採用だからか、略式の入団式が行われるみたい。
仰々しいのは苦手だから助かるの。

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手続きを待っているところへ息せき切って駆け込む団員さん。
隣で聞いていたら、近隣で民間の飛空挺が帝国に襲撃され、墜落したとかなんとか。
ハイウィンド飛空社は確か、三国間の循環飛空挺でお世話になってるとこだよね。

にしても、この流れは……。

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「クレヨン! 正式な入団前で悪いが、お主の力を貸してくれ!」

知ってた。

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遠距離移動する時は地図を開くようにする。
自分で決めたことはちゃんとやるの。

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これからこのリムサ・ロミンサの海で、わたしは生きていく。

元の世界へ戻れなくても悔いが残らないように――

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低地ラノシア、シダーウッドにて。
目標の、撃墜されたハイウィンド社の飛空挺を発見。

幸いにも爆発炎上には至っていなかった。
だけど、すっかり帝国兵に取り囲まれてる。
どうやら接収される直前ぽい。

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遠くから様子を窺っているルガティンの男性を発見。
あの制服はハイウィンド社のものだ。恐らく墜落前に脱出したんだろう。

話を聞こうと近付いたら逆に怪しまれちゃったけど、折良く黒渦団の本隊が駆け付けて説明してくれた。

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目の前のモノは、飛空挺の第一人者が行方不明になってからエオルゼアで創られた初の飛空挺らしい。
そんな重要人物が行方不明になってたなんて、全然知らなかった。

魔導技術は帝国のものであるとして、元々帝国には睨まれてたみたいね。
んで、試験飛行してたところをズドーンと。

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逃げ遅れた仲間がいるとのことで、救出と撃退を目的とした帝国兵の殲滅戦が提案された。
大胆な作戦に、ルガディンの社員さんは心配そうにわたしを見たけれど。

もちろん力を貸すの!
そのためにグランドカンパニーへ入ったんだから!

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秘密兵器もなんのその。
向かってくるならぶっ飛ばす!

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無事に逃げ遅れた社員さんを救出、帝国兵を追っ払ったの。
ルガディンのビッグスさんとララフェルのウェッジさんはともに飛空挺の技術者だった。
ふたりは感謝してくれたし、黒渦団の少甲士さんもわたしの働きににっこり。

初任務は成功で飾られることとなったの。ブイ!

2023.06.26「念願のマイチョコボ(黒渦団)」SubQuest

黒渦団の入団手続き中に発生したトラブルを華麗に解決し――

わたしはついにリムサ・ロミンサの国家公務員になったの。

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なんかこう、びしっと敬礼されるとテンション上がる!

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「〝海が全てを呑み込むまで〟のモットーに従い、最後の一瞬まで、全力をもって、己が務めを全うせよ!」

こういう泥臭いセリフもテンション上がるし、宣誓を求められるのもテンション上がる!
急に訊かれて思案してたら〝沈黙も華〟みたいに好意的解釈されて、テンションうなぎ登りなの!

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柄にも無くわたしまで敬礼しちゃったりなんかして!

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居合わせた黒渦団メンバーも祝福してくれちゃったりなんかして……!

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空気を読めないミンフィリアさんが連絡入れてきて、天元突破していたテンションは地べたに墜落したけれど。

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ともあれ、これでわたしは正式に黒渦団の仲間入りなの。

二等甲兵か~。いわゆる二等兵だよね。
階級の高さそのものに興味は無いけど、これがじわじわ上がってくのも楽しみのひとつになりそう。

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そんなわたしに、人事担当さんから素敵なアドバイスが。
ミンフィリアさんの元へ駆け付けるよりも先にやっておくべき、耳寄りな情報があるという。

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なんとなんと!

マウントチョコボの支給なの!

待ち望んでたものが、ついにここで来た!

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必要になるのは、黒渦団への貢献の証である軍票を200枚。
フィールドに出てFATEに4~5回参加したら溜まったの。
浮かれてて、集めてる最中の写真撮るのすっかり忘れてた。

チョコボ支給券を握りしめ、いざ、ゼファー陸門へ!

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チョコボ屋フレーゲイムさんはさっそく一羽のチョコボを連れて来てくれた。
深夜だってのに、わたしに会えるのを楽しみにしてたなんて、可愛い!

このオスのチョコボに好きな名前を付ければ、マウントマイチョコボがわたしのものになるのだ!

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名前、名前……。
大好きなプリンの名前を付けるのも悪くないし。
故郷の幼馴染みの名前を付けて、尻に敷くのも良さそう。オスだし。

悩んでるうちに夜が明けていた。

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悩みに悩んで悩み抜いたけど、幼馴染みの名前でいくの!
感謝してよね、ルーシア!

……いやでもちょっと待って。
ここであいつの名前を付けるのは、なんだかんだ意識してるみたいで腹が立って来たの。
やっぱやめ! キャンセルキャンセル!

あっ……。

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手順を間違って最初から手続きし直すことになった。

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チョコボ支給券、消滅。黒渦団軍票、不足。
近隣FATEにまた4~5回参加、めんどい。

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二等甲兵ごときが本来到達出来ない場所に行って、一発で必要数をもぎ取って来たの。

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チョコボ屋フレーゲイムさんはさっそく一羽のチョコボを連れて来てくれた。(本日二回目)
真っ昼間から、わたしに会えるのを楽しみにしてたなんて、可愛い!(本日二回目)

このオスのチョコボに好きな名前を付ければ、マウントマイチョコボがわたしのものになるのだ!(本日二回目)

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「おまえみたいな世話の焼けるやつの名前は、ルーシアで十分なの!」

このオスのチョコボに好きな名前を付ければ、マウントマイチョコボがわたしのものになるのだ!(本日二回目)

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「さっそく都市の外へと出て、マイチョコボとの旅を楽しんでみてはいかがですか?」

フレーゲイムさんにもらったチョコボホイッスルで呼び出すの!
カモン、ルーシア!

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わたしだって普段は妖精の姿からララフェルに変身してるのだから。
ルーシアだってこれくらい変貌したっておかしくないの。

2023.06.26「海が全てを呑み込むまで」MainQuest

さっきのバイクは紛うこと無きチョコボのルーシア。
そして、以前の世界で一緒に旅した、思い出のバイクでもある。

エオルゼアに持ち込めなかったのが残念で仕方なかったのだけれど。
数日前にベスパーベイで修得した武具投影を応用して、ルーシアの見た目を変えたってわけ。
わたしってば、いちおう幻術のエキスパートだしね!

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それはそれとして、暁の血盟から除名されてなくて良かったの。
黒渦団での活動を「陽」とするなら暁の血盟での活動は「陰」。
どちらも大切にしたいもん。

せっかくだからミンフィリアさんのところへ顔を出す前に、みんなにも挨拶して来よう。
無事、黒渦団に所属出来た報告も兼ねてね。

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……って。あれ!?

リアヴィヌさんですよね!?
サスタシャ浸食洞で壊滅したパーティの弓術士さん。
口は汚く性格も悪そうだった、あの。

雰囲気、変わりましたね……。
暁の血盟へようこそですの……。

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仲間を失ったリアヴィヌさんとは対照的に。
ウナ・タユーンさんは三人目の仲間がいたことを思い出してた。
ペルスバンさんが無駄にカッコイイポーズで背中合わせに立ってて、笑いをこらえるのが大変。

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そしてこちらはもうひとつのグループ。
アバさん、オリさん、アレンヴァルドさんの三人組。ひとり留守にしてるけれど。

「追悼式典だか何だか知らないけど、過去を見なおしたところで、何にもならないんじゃない?」

「きたる未来にこそ、目をむけるべきなのよ」

オリさんいいこと言ったの!
ああ、そっかあ……。ウルダハで黙祷のタイミングが無かったのはそういうことかも。
真意を知ったいまなら、わたし、不滅隊を選……ばない。メルウィブ提督を〝姐御〟って呼べないし。

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「我らが知の都も今は幻……」

こっちの真意はいつになっても分かりそうにない。
シャーレアンの人たちはエオルゼアから大撤退しただけで、北洋の島に住んでるはず。
それともウリエンジェさんは、いまは廃墟になってる街のことを言ってるのかな?

いずれにしてもいまここで、わたしに向かって言う意味が分からない。
意味なんてないのかもしれないけれど。

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サンクレッドさんは前回任務のその後を教えてくれた。

不滅隊から裏切り者が出たのは相当なダメージだと思う。
いまごろ、内部は相当荒れてるだろうね。さらなる内通者がいないかどうかの洗い出しで。

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さて。
ミンフィリアさんはわたしをリンクパールで呼び出した際、〝紹介したい人がいる〟と言っていた。
いったいどんな人だろう?

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タタルさんの声に応じて暁の間に入って来たのは、なんと!

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ハイウィンド社のビッグスさんとウェッジさん!
つい昨日だか一昨日だかに会ったばかりのビッグスさんとウェッジさん!

帝国の魔導技術を持つハイウィンド社の彼らを匿う場所として、暁の血盟は最適らしい。
エオルゼア各国に対して中立の立場にあるから、権益がどこか一国に集中しないから。
なるほど。政治は難しい……。

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さりとて。
仲間が増えるのは純粋に嬉しい。
これから、よろしくですの!

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ミンフィリアさんは仲間が増えるきっかけをつくったわたしに感謝した。
結果論とはいえ、ちょっぴりくすぐったい。

ミューヌさんとはまた違った押しの強さがあって、やや苦手に感じてたけれど。
わたしから歩み寄れば、もっと仲良くなれるかな?

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「早速だけど、頼みがあるの!」

これが無ければなあ。
ビッグスさんとウェッジさんの加入報告が、コレのついでみたいになっちゃったじゃん!

2023.06.26「青葉の思惑」MainQuest

次の任務はシルフ族の内情調査。
グリダニア、双蛇党からの依頼だ。

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彼らとしては、いつ蛮神ガルーダを神降ろししてもおかしくないイクサル族の対応に意識を割きたい。
だから、領内のもうひとつの蛮族が神降ろしをする可能性はどの程度か、調べておきたいってことね。
でもって、蛮族絡みなら、超える力を持つうえに実力者でもあるわたしが最適と。

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空飛ぶギサールの野菜みたいってどんなだ。
なんにせよ、友好的で対話も可能なら、いくぶん気は楽かな?

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サンクレッドさんの薦めもあり、パパリモさんとイダさんが任務のパートナーになったの。
パパリモさんも、だいぶノリが良い。第一印象からだいぶ変わったなあ。

出掛ける前に、またみんなに声を掛けていこうっと。
仲間がいるのっていいね!

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サンクレッドさんも頑張って!

前回はたまたまタイミングは悪かったけど、次の機会は頼りにしてるから!

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ア・アバ・ティアさんが無事に帰還してた。
死者も出るような大変な任務からの生還だって。すごい!

暴れたいって言ってた直後の任務だったから、死亡フラグになるかもなんて思っててごめん……。
予想が外れて良かったの。

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ハリベルトさんはなにをしたわけでもないのに気になる存在。
でかいからかな。身長が。

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そして! ウナ・タユーンさんには、早くも三人目の仲間が!
以前の知り合いがきっちりそろうのってすごい。運命で結ばれてるのかも。
お互いの記憶があやふやながらも、仲間だったことが感覚で分かるってのがまたエモい。

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対照的にこちらは独りぼっちのリアヴィヌさん……。
元気出して? 生きていれば、楽しいこともあるんだから!

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「さすが受付ね」

ヤシュトラさんのこの言葉で、タタルさんの評価が変わったの。
ウナ・タユーンさんの仲間をあっという間に集結させ、生きる希望を無くしたリアヴィヌさんには居場所を与えた。
能力だけで判断してるわけじゃないってことの証明。必要な人を見抜く審美眼を持ってるんだ。

これからまだまだ増えるだろう、暁の血盟の仲間にも注目しなきゃ!

2023.06.27「蜜の道を辿って」MainQuest

双蛇党の詰所を訪ねると、依頼人のボルセル大牙佐はうんうん唸っていた。
シルフ族にどう対処していくか頭を悩ませている。

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「暁の血盟の方から来ましたの!」

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ボルセル大牙佐から直々に依頼の内容が語られる。

おおむね想定の範囲内で、やはり中立的立場からシルフ族の考えを聞き出して欲しいとのこと。
もし、蛮神ラムウを神降ろしする予定があったとしても、対話による平和的解決を望んでた。
これまでの友好的な関係を崩さないのが第一ってことだね。

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シルフ族を訪ねる前に、まずはホウソーン家の山塞という中継拠点を目指す。
旧市街の東桟橋から東部森林の花蜜桟橋へ渡る前に、門番のミテニーさんから経路の確認を行った。

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出発! そして、到着!

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もともと冒険者だったホウソーンさんが、引退後に実家を冒険者の休憩拠点として開放したみたい。
現役の冒険者から話を聞くのが楽しいんだって。いいね、そういうの。

ただし、娘に手を出す輩は許さないらしい。

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双蛇党のアムラン少牙士さんから近況を聞いた。
ガレマール帝国が森に出没するようになってからシルフ族は態度を硬化させてるのだとか。
うむむ……。なんだか雲行きが怪しくなってきたの。対話で済めば良いなあ……。

2023.06.27「変わり者の挨拶」MainQuest

シルフ族についてもうちょっとだけ聞いてみることにしたの。
なにごとも予習が大切。

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ホウソーン家の山塞で過ごしている者なら、多かれ少なかれシルフ族との関わりが生じる。
だから、特徴的な行動パターンや文化にも精通していた。

そんな彼らが口を揃えて言うのが〝常識は通用しない〟。

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光合成で生命エネルギーを得るから食べ物を必要としない。

いたずらが好き。
時には生命に関わるちょっかいも出して来るが、悪意は無い。

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極めつけは、踊りが挨拶。

……うん。
わたし、うまくやっていける自信がないの!

2023.06.27「魅惑の手土産」MainQuest

ホウソーンさんの提案でシルフ族に手土産を持参することになったの。
ただし、具体的な案は無いため嫁さんに聞いて欲しいとのこと。

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五体満足の状態で冒険者を引退して、奥さんと娘がいて、大好きな冒険譚を好きなだけ聞ける。
双蛇党の兵士も詰めてるから、身辺の安全も確保出来てる。
なんてうらやましい老後なのか!

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奥さんは山塞から西に位置する養蜂場を取り仕切っていた。
こういう仕事するのにも精霊の許可が必要なのね。めんどい。

シルフ族は見た目の可愛らしさとは裏腹にとんでもないゲテモノが好物だという。
食べ物は必要ないと聞いてたし、好物とはどういうことかと首を捻っていると……。
人間にとってのお酒みたいなものとの返答。

いざ、魔物の根っこ「ミルクルート」の確保へ!

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奥さんから預かった液体を散布したら、たちまち蔓状の触手がわたしめがけて飛んできた。
あいにくと、えっちな展開にはならないの!

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落雷ドーン!

……え。
ミルクルートってこれ? まじで? ほんとに? シルフ族はこんなんで喜ぶの?

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ホウソーンさん。はいこれ。くさい。

……うん。
わたし、うまくやっていける自信がないの!

2023.06.27「シルフ族との架け橋」MainQuest

記憶が飛んだ。

ミルクルートの臭いは正気を失うほどだったの。
ホウソーンさんいわく〝引退を決意したモルボルの息以上〟。
そりゃあ、駄目だ。

カヌ・エ様からシルフ族の長老様へ宛てた書簡をアムラン少牙士から預かり、重い身体を引きずって進む。
ふらふらとした足取りと鈍った感覚ながらも、目的地が見えてきた。

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シルフ族の中でも特に人間と友好的な者たちが集うという、シルフの仮宿へ到着したの。
緑色の浮遊物体がちらほら見える。あれがシルフ族か……。ほんとに野菜だ。

どの子が長老か分からないので、適当に話し掛けてみる。

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けれど、話し掛けたコムシオさんは塩対応だった。
やっぱりやらなきゃ駄目なのか。自信ないのに……。

こんなことならリムサ・ロミンサで踊り子のジョブをかじっておげば良かったの。

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当たって砕けろの精神で、たどたどしい踊りを披露したら、あっさり打ち解けた。

踊りそのものの出来はどうでも良かったのね。
考えてみれば〝挨拶〟に上手も下手もないか。
緊張して損したの。

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ミルクルートの心付けも忘れない。

めっちゃ喜んでる。
ホウソーンの山塞では軽くバイオハザードを起こしかけたのに、これがいいんだ。
どんなに見た目が可愛らしくても、口調が可愛らしくても、これだけで台無し。

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「それで、わたぴらに何かご用でふっち?」

「あたしたちは、グリダニアの使者として来たの」

……パパリモさん、イダさん。
ふたりには聞きたいことがあるの。

どうして、わたしが踊り終わってから出て来たの?
ねえ、どうして?

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あたしがふたりに対して態度を硬化させる一方、コムシオさんも態度を硬化させた。
急変。なにこれどういうこと?

2023.06.27「挨拶は軽快に」MainQuest

コムシオさんが長老様に引き合わせてくれない。
困った。

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イダさんが〝踊りまくればいいんだよ!〟という。
たぶんそれが和解への近道だし、やってもいいけど……。

ふたりも手伝ってよ? いいね? 絶対だからね?

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ワン・セット!

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ツー・セット!

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スリー・セット!

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「おつかれさま!」

ぬあああ!
それ絶対、踊ってない人のセリフ!

これだから人間は信用ならないの!

2023.06.27「仮宿暮らしの困りごと」MainQuest

シルフ族の評判は上々らしい。
あんな踊りで平和が勝ち取れるなら、もうなにも怖くない。

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本来、シルフ族は現在地よりも北東部の、より鬱蒼と茂った森で暮らしている。
仮宿暮らししているのは、以前、悪い子シルフが蛮神ラムウを神降ろしした際に逃げて来た者たち。
カヌ・エ様が住処とするのを許してくれて以来、交流があるのだとか。

言い換えれば、慣れない地での居住を強いられているため不便があるはず。
そういった不便の中には、冒険者が解決出来るものもあるはず。 パパリモさんの推論の説得力はさすがだった。

イダさんの〝踊ってみよう!〟とは雲泥の差なの。

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以前からこの仮宿でシルフ族と交流しているという、イメディアさんに尋ねてみると。

いまシルフ族が困っているであろうことをすらすらと教えてくれた。
魔物討伐にアイテム採集。そういうのでいいの、そういうので!
教えてくれて助かったの!

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ジズ・コーリン、スッパーン!

ベニイロタケ、ひょいひょいひょい!

ガルナット、ズバシュッ!

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「ままま、まだ居たのでふっち?」

どうもコムシアさんはわたしたちになにかを隠していそう。
顔色を窺うように、びくびくしている。

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けれど、これで心を開いてくれるかな?
踊りまくるフェーズは無くても良かった気がするけど、悲しくなるから考えないことにする。

2023.06.27「知らないヒト」MainQuest

よくやくコムシアさんにわたしの誠意が伝わった。
長かった……。ほんとにここまで長かったの。

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仮宿の付近を妙な鎧を着た人がうろうろしている。
シルフ族にとって「テイコク」は魔導技術で森を荒らす悪者。
疑心暗鬼に駆られたシルフたちは、グリダニアの人間に対しても心を閉ざした。

もうひとつ、決定的な理由もある。

「もしかちたら、ソイツらが長ちゃまを……」

コムシアさんが慎重になっていた理由はその呟きでだいたい分かったの。
そのような事態に陥っていないことを祈りつつ……。
わたしが冒険者として怪しい人影の正体を暴く! 聞き込み開始ですの!

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うわさ程度のものかと思ったらバッチリ目撃されてる。

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しかも、なんの疑いも無く帝国兵だと見抜かれてる。
きっと複数人数で遠足よろしく堂々と歩いてるんだろう。

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コムシアさんも確信を得た様子。
指定された場所を確認すると……。

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めっちゃ怪しい荷物が積んであるし、めっちゃ怪しい人影が湧いて出てきた。

「ど~も帝国兵です。私たちが置いたんすよソレ。死ねぇぇぇぇ!」

……とは言わないものの襲い掛かって来たから返り討ちにしたの。

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荷物の中身はグリダニアで採取出来る資源と食べ物のリスト。

帝国兵が黒衣森で活動するのを手助けする人がいるんじゃないかという疑念が湧いた。
それが本当なら、敵は帝国兵だけじゃないってことになるの……。
面倒だからやめて! 悪いのは帝国兵だけにして!

2023.06.27「クラクシオの決意」MainQuest

コムシアさんからさらなるお願い事が降って来た。
さっきのはわたしの腕試しと、信用に足るかどうかの確認だったのかもしれない。

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仲間のクラクシオさんがひとりで仮宿を出て行ったらしい。いわゆる家出。
シルフは見るからに戦闘能力が低くて、ひとりで暮らせるイメージがまったく無い。

帝国兵がうろついてるかもしれないって時に、なにしてるの!?
そこらの巨大昆虫に見付かったって、あっという間にむしゃむしゃされちゃうだろうし!

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お目当てのクラクシオさんはわりとすぐに見付かったものの、帰るのを断固拒否された。
蛮神ラムウに頼る悪い子シルフと、冒険者や衛士に頼る仮宿のシルフは、なにも変わらないという。
強い力に頼ってるって点なら、言われてみれば確かに……?

戸惑ってるうちに逃げられたの。

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「あなたたちもずっと同じとこに立ってないで、探すの手伝ってくださいのっ」

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経過報告だけして、再びクラクシオさんの捜索へ!
結構遠くまで行かれたけど、コムシオさんに言われた通り痕跡が転々と落ちてたから、またすぐに見付けられた。

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安心したのも束の間、怪しい気配を纏うシルフに囲まれちゃったの。
蛮神ラムウに心奪われた悪い子シルフ、つまりはテンパード。
二度と正気に返ることのない、哀れな魂の持ち主……。

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パパリモさんとイダさんも現場にやって来た。
悪い子シルフはにじり寄って来る。
戦いは避けられない!

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最初の相手は悪い子シルフだけだったけれど、途中から思いも寄らぬ援軍が。

なんと、ホウソーンさんを冒険者引退へ追い込んだモルボルが!
別個体だとは思うけど、出来れば会いたくなかったの。

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引き受けてくれた、パパリモさんとイダさんが一大事に。
状態異常:吐き気を催す凄まじい悪臭がこっちにも漂って来た。
今回ばかりは近接戦闘を仕掛けるイダさんに同情を禁じ得ないの。

明け方5時の惨劇。

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落ち着いたのを見計らってクラクシオさんの言い分を聞く。
仮宿のシルフたちも悪い子シルフみたいに、おかしくなっちゃったのだと怖くなったみたい。
それだけ、仲間がテンパードになっちゃうことに恐怖を感じてるのだろう。

コムシオさんはクラクシオさんは大切な仲間だと諭した。
人にも良い子と悪い子がいて、わたしたちは信用が置ける相手だとも。

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そうして、ついに長ちゃまと引き合わせてもらえることになった。

ただ、その長ちゃまこと長老様はきっと行方不明なんだろうね。
これまでまったく姿を見せなかったことからも。

2023.06.27「ただよえる長老」MainQuest

東部森林にシルフ族の調査にやって来てから、幾日が過ぎただろう。
クラクシオさんを連れ戻して仮宿へ戻った頃、何度目かの朝日が昇って来た。

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ぜひ長老に会って欲しい。会って話を聞いて欲しい。そうしたいのはやまやまだけど……。
いま現在は留守にしていて、会わせられない。申し訳ないとコムシオさん。
不在は察してたし残念だけど、病気で倒れてる可能性が消えただけでも幸いか。

こんなに長い時間留守した例は過去に無かったらしく、心配で心配でたまらないとも。
それでピリピリしてたんだろうね。

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長老が森の異変を感じ取って向かった先は南部森林。
バスカロンという人物が幅を利かせてるエリアらしく、向かうにしてもそれなりの移動距離。
ルーシアを走らせれば一瞬のような気もするけど……。いったん双蛇党へ経過報告しに戻ることになったの。

来た時は夜だったから真っ暗闇で景色が分からなかったけど、こんな感じだったんだ。
渡し船がある、花蜜桟橋。

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ボルセル大牙佐さんの、このマイペースぶりにはイラッとしたの。
シルフ族の動向を気にして暁の血盟に調査依頼をかけて来たのは、あくまでグリダニアのため。
エオルゼアに生きる仲間と共存しようって意識はゼロに近い。

愛国心があるのは良いことだけど、シルフ族の一大事は対岸の火事って感覚がムカつく。
はああああ~~~~。溜息しか出ない。
……人間のそういうところは何度も見たし分かってたはずなのにね。

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シルフ族の長老を見掛けたら連絡するよう、ベントブランチ牧場のギア・モルコーさんへ言伝て。
以前、この辺りでお手伝いをして回った時は、頼り無い連絡網に呆れたものだけど……。
今度はしっかりして! 長老様の生命が懸かってるんだから!

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わたしは南部森林へ向け、ルーシアを走らせ――

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あっという間に到着したの。

コムシアさんのコメントにもあったバスカロンさんが幅を利かせる、バスカロンドラザーズへ。
彼が切り盛りする酒場だ。こんな森のど真ん中で商売してるとは思いも寄らなかった。猟師さん相手かな?
パパリモさんとイダさんもここでよく情報収集してるらしい。

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いかにもなおっちゃんのバスカロンさんは、シルフ族の一大事だとすぐに理解してくれた。
きっと、酒場のお客さんたちのうわさ話に耳を傾けてくれるんだろう。
話が早くてほっとしたの。

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どうでもいいけど、すごく絵になる一枚が撮れた。
オーケストリオンのジャケットに使えそうなの。

2023.06.28「バスカロンドラザーズの掟」MainQuest

バスカロンさんの仕事を手伝うことになったの。
シルフ族の長老についての情報が集まるまでの間、ひまだから。

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仕事といっても給仕じゃなくて、いつもの小間使い的なやつ。
酒場の掟を破った輩におしおきすることになったの。

……ん。腕っ節は必要ないの?
わたしはべつに力業でも構わないのだけれど。

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辺鄙な場所で経営してるだけあって、酒場「バスカロンドラザーズ」にはならず者が集まる。
エレゼンの中でもヒューランと仲良くするフォレスター族と違って、距離を置くシェーダー族がその例。
そこに生じる偏見につけ込んで喧嘩を売ったか買ったかしたっぽい。

泥酔してるミッドランダーさんの方が懲罰対象かな。

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木桶いっぱいの水バシャー。

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やる気満々だったミッドランダーさんはすぐさま我に返った。
掟を思い出したのか、気まずそうに逃げて行ったの。
シェーダーさんもじっと我慢して偉い。

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誰でもくつろげる代わりに、喧嘩だけは御法度。
破ったらバスカロンさんのお灸が据えられる。
とても分かりやすいルール。

バスカロンさんはバデロンさんみたいに、話の通じる男らしいの。
そしてどうやらわたしは、こういうタイプのおっさんが好きらしい。
そういえば、メルウィブ提督もそれ系だね……。

2023.06.28「懐かしき忘れ物」MainQuest

冷たい水をぶっかけ、つつがなく不良客を追い払う。
筋の良いわたしに、バスカロンさんはさらなる仕事を持ち掛けた。

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以前、この酒場ではキキルン族が働いていたという。
黒衣森で行き倒れていたのを助けたのがきっかけらしい。

自分自身の夢を実現するため、リムサ・ロミンサの商人について行ってしまった彼への届け物。
テテルンさんが酒場に置いていった忘れ物を届けるのが、次のお仕事なの。

バスカロンさんは「おつかい」いと言ったが、どちらかというと「人捜し」かもしれない。
わたしはシルフ族の長老を探していたはずなのに……!

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まずはリムサ・ロミンサへ。国際街商通りのベーンシングさんを尋ねた。
バスカロンドラザーズの常連さんらしく、テテルンさんのことも知ってた。

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続いてテテルンさんの親戚、キョキョルンさんにお伺い。
賄賂の鶏卵を渡したらめっちゃハイテンションに、テテルンさんの足取りを教えてくれたの。

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船で西ラノシアへ渡り、目撃情報をたどり、ついには高地ラノシアへ。
キキルン族は目立つから後を追うのは難しくなかった。

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ブロンズレイクのほとりにある「メメルン交易商店」で下働きをするテテルンさんを発見!
忘れ物の紅石の耳飾りをお渡しするの!

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距離が近すぎた。

2023.06.28「テテルンのふるまい酒」MainQuest

テテルンさんに話し掛けた時、距離が近すぎて事故った。

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これくらい近い。

テテルンさんはバスカロンさんへのお礼に「キキルン濁酒」をつくりたいという。
手分けして材料を手に入れるの。わたしの担当はクァール・パップ。

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この猫みたいな魔獣の髭を三本もげばいいのね?
ぷちっ。ぷちっ。ぷちっとな。

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……え? 髭?
なんの疑問もなく持ち帰って来たけど、お酒つくるんだよね?
ほかの材料は水しか聞いてないけど……。

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詳しいことが一切不明なまま、濁酒の原酒は完成してしまった。
どうせわたしが飲むんじゃないし、深く考えないことにしよう。

2023.06.28「熟成される友情」MainQuest

キキルン濁酒を持ってバスカロンドラザーズへ戻る。

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バスカロンさんに触発されてお店を持ちたいと思うようになったテテルンさん。
ライバル心とともに、確かな友情が伝わって来る。
うらやましいの。

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想いはバスカロンさんも同じ。

……あ。
一年後にお酒が完成した暁には、わたしはミルクとプリンでお願いするの。
お酒は飲めない、いま、そういうことになったので!

2023.06.29「木立を縫う者」MainQuest

長老失踪事件に進展が。

わたしがリムサ・ロミンサをルーシアで駆け回っている間に!
シルフ族の長老と思しき人物の目撃情報が!

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各ポイントは、本来であればシルフ族が立ち入るような場所じゃないという。
つまり、なんらかの目的をもって移動しているか、闇雲に移動しているかの二択。
それだいたい全部じゃん! ……なんて自分ツッコミはさておき。

バスカロンさんが目撃情報のあった地点へ印を付けてくれた。気が利く。
東部森林側から来たとして、緑の矢印の経路で移動したと思われるの。

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酒場のすぐ裏、通過してる!

すぐに裏手に回ってみたけど、それらしき人物の姿は無し。
目撃されたのはついさっきじゃないし、そりゃそうか。
ひとまず経路を辿ってみることにした。

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最終地点のすぐ近くにある「トトラクの千獄」ってのが怪しいけれど、ほかはよく分からない。

ただ、最初の地点と最後の地点を調べてた時、帝国兵に襲撃されたのは偶然なんだろうか?
なんでこんなところまで敵兵に潜り込まれてるんだろ。鬼哭隊、なにしてんの?

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バスカロンさんも帝国兵の存在には疑問を呈した。

そして、なにやら思い当たることがあるらしい。
詳しく聞いてみるの。

2023.06.29「犯人をとっちめろ!」MainQuest

帝国の拠点が存在しない南部森林にまで、帝国兵が入り込んでいる。
裏で手引きしている人物に心当たりがあると、バスカロンさんは言った。

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その人物はここ最近、給料に見合わない高級酒をがぶ飲みするようになったという。
やけ酒かと思えばそうでもない。ただただ、羽振りが良い。
疑惑の鬼哭隊隊士の名は、ローレンティス。

グリダニアの危機に繋がる悪の芽を、バスカロンさんに代わってわたしが摘むことになった。

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「鬼哭隊に用があるなら、鬼哭隊屯所へ行ってくれよ」

「あなたがその鬼哭隊ですの」

ローレンティスさんは見回りのふりをしながら、森の奥深くへ入ってゆく。
尾行を開始するの。

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大量の物資が入った木箱の前で独り言を呟くローレンティスさんを発見。
耳をそばだててみれば、悪事を裏付ける内容をつらつらと……。
東部森林で帝国兵に物資を横流ししてたのも彼かな。

これもう現行犯でいいよね?

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慌てたローレンティスさんが帝国兵を呼んだから瞬殺した。
これでもう言い逃れは出来ないの。

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まさかの言い逃れ!? その言い訳は無理があるの!

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逃亡するローレンティスさんを追い詰めた!

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……と思ったけれど、案外、距離開いてた。
近接戦で捕まえるのはちょっと厳しい。

サンダーバレットなら届くかな?
なんて考えていると――

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急にしおらしくなるローレンティスさん。

これは降参してくれる流れかな?
なんて考えていると――

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うわああああああ! むかつくうううう!

手のひらクルックル! これだから人間は!

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呼びかけに応じて集った帝国兵さん。
端折ってるけどこれで四度目の戦闘なの。めっちゃ帝国兵湧いて来る。

これだけドンパチしててもローレンティスさん以外の鬼哭隊が駆け付けないのは、防衛機能低すぎなのでは……。

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ローレンティスさんにも思うところはあるっぽいけれど。
言い訳はとっちめてから聞くの!

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……えっ? こんなナイスタイミングで助っ人が? それともまさか鬼哭隊が!?

ああああ! 分かった! ????の四文字は「パパリモ」に違いないの!

まったく……。美味しいところ持ってくんだから!

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誰?

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盗賊団の「似我蜂団」と密猟団「レッドベリー」の荒くれ者たちが加勢してくれた。
バスカロンさんが善悪問わず、いろんな人に慕われてるのが分かる。
分かるけど、共闘していいのかな。彼らもグリダニアにとっては犯罪者だよね?

……ま、いいか!

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「アシスト、ありがとですの!」

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ローレンティスさんは今度こそ目が覚めたみたい。
自首すると言ってくれた。

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この顔と目は信じてもいい気がするの。

……ううん。
信じる根拠は顔や目じゃない。わたしはそういうの苦手でいつも騙されるから。
ただ、バスカロンさんの名前を出したからには、その言葉を信じたいって思う。

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暴力に母親を奪われ。
独力に限界を感じ。
財力に溺れたと。

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おそらくローレンティスさんはギリギリのところで救われたんだと思う。
罪を償った彼が出所して来た時は、わたしもバスカロンさんの奢りでイッパイ付き合うの。
キキルンの濁酒は遠慮するけどね!

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それはそれとして、あなたたちも仕事して?
パートナーだよね? ここへ来てからなにもしてないよね?

2023.06.30「獄の底から響く声」MainQuest[前編]

わたしとパパリモさんとイダさんは、バスカロンさんのカウンター前へ集められた。
シルフ族の目撃情報の続報を聞くためだ。

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目撃証言の中に、はっきりと長老フリクシオだと断言する証言があったとのこと。

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長老さんはグリダニアと直接対話してきたシルフ族だから、知る人ぞ知るって感じなのかな。
だとすると、いわゆる橋渡し的な立ち位置なわけで。その安否次第で大変なことになるの。

トトラクの千獄付近で消息を絶ったってことは、十中八九――

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「大変なのでふっち!」

初めましてのシルフ族が会話に割り込んで来た。
ノラクシアさんはあわあわしながらまくしたてる。

やっぱりダンジョンに入っちゃったか……。
帝国はなんでまた長老さんを追ってるんだろうね?
拉致して、シルフ族との交渉材料に使おうって腹かな?

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イダさんに双蛇党への救援要請を指示しつつ、パパリモさんは怪我をしているノラクシアさんの治療を受け持った。
この人たち、動き始めればテキパキと頼りになるんだけれど……。
一番大変そうなトトラクの千獄の探索は、有無を言わさずわたしの担当なのは納得いかない。

てか、双蛇党への救援要請やノラクシアさんの治療に人員割く必要ある?
どっちもバスカロンさんにお任せ出来そうな案件じゃない?
ノラクシアさんも騒げる程度には元気なわけだし。

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とりあえず入口までやって来た。
古い牢獄は三十年も昔に廃棄され、以降は魔物が棲み着いているらしく。
ものものしい警備と、厳重に閉ざされた扉が目を引くの。

牢獄といえば、中央森林にもウォーレン牢獄があったよね。
薄気味悪いタムタラの墓所や、化物屋敷と名高いハウケタ御用邸もある。
グリダニアは陰湿な要素ばかり目に付くの。

……ここ、死刑囚の幽霊とか出ないよね?

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門番のブロアジランさんも忠告してくれたことだし、今回は協力者がいないか声掛けてみようかな!

2023.07.01「忘れられた探検手帳」SubQuest

シルフ族の長老さんを救出するために!
グリダニアに戻ったわたしはカーラインカフェで仲間を募ることにした。

できれば、わたしがおばけ嫌いなのを笑わない人!
タムタラの墓所を探索した時のメンバーなら、わたしがビビリなのも気付いてるよね。……たぶん。
ララフェルのウサ・ミミィさん辺り友達になれそうだったけど、その後会えてない。
直後の時期、カッパーベルやイフリートの頃は、メンタルが上下しまくりで単独行動してたから。

誰か見た人いないかな?

看板娘のナオ・ガムドゥラさんに尋ねてみると――

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忘れ物をしていったお客さんを探すことになったの。
どうしてこうなった。

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常連客のエラルさんによると、手帳を忘れていった人物はミリス・アイアンハートさん。
旧市街のアブカル滝に向かったとのこと。情報提供、助かるの!

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麦わら帽子がトレードマークのミリスさんはすぐに見付かった。
冒険家の家系で、名所の由来や秘境の風景をこの手帳に書き綴っているらしい。

そんなミリスさんが、冒険者であるわたしに提案を持ち掛ける。

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「あなたも探検の記録をつけてみない?」

「え。あの。長老様の救出が……」

「大丈夫、やることは簡単よ」

あまりの押しの強さに、言われた通りやってみることにした。

大岩を聖杯ごしに仰ぐ地。グリダニアの街のどこか。聖杯と大岩。
確証は無いけどたぶん、あの辺りな気がする……。
わたしが意識的に避けているエリア。

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幻術士ギルドの入口がある場所なの。
ただでさえ近寄り難い場所が、闇夜に彩られて不気味さを増してる。
幻術士ギルドはここからさらに奥まった場所、洞窟の終点にあるんだから半端ない。

……けどまあ。
改めて見渡してみると、荘厳で神聖な光景に見えなくもない。かも。

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豊穣の神ノフィカ様が宙より遣わした「おろち岩」。単なる大岩にそんな謂われがあったのね。
ミリスさんに言われなければ、そもそもわたしはあの場所へ近付かなかっただろう。
となると、新たな景色に気付かなかったし、由来を知ることもなかった。

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そっか。これが探検だ。
未知を既知にするため、好奇心を武器に歩き回る。

忘れかけていた気持ちを少しだけ取り戻せた気がするの。

ミリスさん、わたし、この手帳を大切にする。
ミリスさんの足跡を辿って、メモで一杯になった手帳をいつか必ず見せに来るから!

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2023.07.01「衛士の待ち人」SubQuest

「ああ、そこの冒険者」

探検手帳をメモいっぱいにする未来を描きながら、歩いていたわたしを呼び止める声。

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鬼哭隊の衛士ドゥイメサンさんは、交代の時間になっても現れない仲間に声を掛けて来て欲しいらしい。
普段なら〝そんなの自分で行けですの!〟と憤るところだけど、いまは気分が良いから引き受けてあげるの。
苦手意識を持つ人に話し掛けるのって滅茶苦茶疲れるし。

ミューヌさんを思い浮かべて苦笑しつつ、わたしはドゥイメサンさんの上司を訪ねた。

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呆れ顔のミリセントさん。
余所者を疑って掛かるのは衛士として悪くないけど、わたしのことをチョコボの骨扱いしたのは忘れない。
聞く耳を持ち合わせてるとか、くれぐれも邪魔するなとか、なに様のつもり!?

人手が足りないのは仕方ないとして、見張りのシフト変更を通達したのかも気になる。
連絡網がダメダメな鬼哭隊のことだから、ドゥイメサンさんはなにも知らされてない方に賭けるの。

2023.07.01「困りの種実」SubQuest

わたし、そもそもなにしてたんだっけ?

「ちょっと待って! 止まって、止まって!!」

頭上に疑問符を浮かべながら歩いていたわたしを静止する声。
園芸師ギルドへ通じる道端で、サミアヌさんはめちゃくちゃ慌てていた。

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花の実をばら撒いてしまったから、拾うのを手伝って欲しいと泣きつかれる。
なんでも、実を入れていた袋に大きな穴が空いていたらしい。

それは一大事なの。

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こんな大きな実を落としても気付かないって、いったい……。

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しかも6個。
ドサドサ音がしそうなものだけれど。

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「……踏んづけたり、してないですよね?」

「……踏みようがないですの」

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「森と精霊の加護がありますように」

サミアヌさんのお礼を背中で聞きながら。
わたしは何の気なしに園芸師ギルドの方へ歩いて行った。

アーゼマローズの実を拾い集める途中、思わず目を奪われた景色をもう一度見るため。

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グリダニアの街にこんな綺麗な場所があるなんて知らなかったの。

2023.07.01「信頼のつぼみ」SubQuest

花畑を眺めていたわたしに掛けられる声。
なんだかやけに呼び止められるの。

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エテルレッドさんは〝冒険者は好きじゃない〟と言いながら、冒険者の私に届け物を頼んで来た。
綺麗な花畑を維持するため、冒険者の手も借りたいくらい忙しいのだろう。
この景色のお礼代わりなら安いものだ。

届け物は「アーゼマローズ」。
さっき拾い集めた実が美しく開花したものだった。

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届け先は「豊穣神祭壇」。
幻術士ギルドへ至る洞窟の入口があり、おろち岩と聖杯が祀られている場所。
ミリスさんに誘われ、エテルレッドさんに導かれ、またもこの場所へ。

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グリダニアの草花は高値が付くと知られ、冒険者が自然を荒らした。
エテルレッドさんは憤慨し、冒険者嫌いになった。
けれど、通りすがりの冒険者が手伝いを快く引き受けた。

もしもわたしの機嫌が悪い時だったら、エテルレッドさんはますます冒険者嫌いになったかもしれない。

「精霊と森に感謝を」

グリダニアの人々は森と精霊に対する信仰が本当に強いと感じるけれど。
巡り合わせの妙は、森と精霊の思し召しなのかもしれない。
信仰の無いわたしも、なんとなく思ったりした。

もう少し街の人々を手伝ってみよう。

2023.07.02「幻術士メレヌの依頼」SubQuest

「そこのお前、冒険者だね?」

ここんとこ、街を歩いてるだけでびっくりするくらいに声を掛けられる。
今度の相手は幻術士のメレヌさん。

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弟子のブレイヤさんが根を詰め過ぎていて心配だから手伝ってあげて欲しいという。
優しい師匠の配慮にほっこりしつつ、行き先が幻術士ギルドでげんなり。
入口じゃなくて最奥、ギルドカウンターの前辺りっぽい。

世界の意志がわたしに〝幻術士になれ〟と囁いている……。

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せめて入口のおどろおどろしい雰囲気さえなければ……。
昼間に来れば、もうちょっとはマシかもしれない。

特になにも〝出ない〟ことは前回来た時に分かってる。
覚悟を決めて、暗い洞窟内は駆け抜けるの!

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ぜーぜー……。

弟子のブレイヤさんは師匠のメレヌさんの見立て通り無理してた。
ご丁寧に申しつけられたお手伝いまで師匠が提案してたものと一緒。
通じ合ってる感じがするの。

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香油をとぷとぷ注いでく。

アーゼマローズは観賞用ばかりか香油にするためにも使われる。
ここまで来なければ得られなかった知識なの。

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でもって、ブレイヤさんは冒険者に粗野でずぼらな印象を抱いてた。
さっき息を切らせてたのは別の理由だけど、説明するのはよそう。

わたしもグリダニアの人にいろんな偏見持ってるし、おあいこってことで!

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ブレイヤさんからはさらなる依頼が。
討伐するのはいいけどテントウムシからどうやって油を抽出するんだろう。

あんまり考えたくないの。

2023.07.02「兄貴分の務め」SubQuest

レディバグを討伐するため中央森林へ向かうわたし。
木工師ギルドの裏手辺りから聞こえてきた声に、覗いてみると……。

悪ガキって感じの子供と目が合った。

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ニコリオーくん。君は冒険者を誤解してるの。
誰かを笑わせるなんて高度な任務は身内か専門家がやるべきだし、個人的にも守備範囲外。
報酬に見合った仕事かどうかを吟味した結果、わたしは帰らせてもらうことにした。

やるけど。

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オニィーちゃんは無表情。
ただ話し掛けただけだとほとんど反応してくれなかった。

ニコリオーくんに言われた通り、お辞儀してみよう。

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第一関門突破!

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第一関門はただのノリだったのに、すぐさま第二関門を提示されたの。
会えて嬉しい、喜んであげろって言われても……。
冒険者だからって自由に感情をコントロール出来るわけじゃない。

やるけど。

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第二関門突破!

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最終関門は難易度激上がり。イッツダンスバトル!
ああもう……。エオルゼアの人は気軽に踊りを要求し過ぎなの!
わたしはそういうアクティブな行動は苦手だって、いつも言ってるのに!

やるけど。

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最終関門突破! コングラッチュレーション!

踊りが上手と褒められてまんざらでもない。

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ニコリオーくんが良い子過ぎて泣ける。
第一印象で悪ガキとか思ってごめんなさいの。

2023.07.02「木工師と野外音楽堂」SubQuest

どんぐり遊園を後にして、木工師ギルドの入口付近を通り過ぎようとしていたら。

「あら、あんた冒険者? ちょうどいいわ、ちょっと届け物を頼みたいの」

気軽に雑用を押し付けられる選手権で優勝を狙えそう。
こっちは全然ちょうど良くないの……。

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内容は新人木工師さんが忘れていった仕事道具のお届け。
ミィ・ケット野外音楽堂って中央森林の逆側なの!
あと忘れ物多過ぎ~~~~! ぐぬぬぬ……。

脱力しながらついさっき後にしたばかりのどんぐり遊園へ。
ルーヘリックさんから真新しい工具箱を受け取って旧市街へ逆戻り。

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「どうしてあんたがこれを?」

「イデルさんに届けるよう言われたからですの」

不機嫌そうにそう告げると、アートルさんは照れくさそうに道具箱を受け取った。

「助かったよ」

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どんなに面倒なことでも、感謝があればやって良かったって思えるの。
この音楽堂にたくさんの人の想いが込められてることも聞けた。

「あんたにも、森と精霊の加護があらんことを」

「森と精霊の加護があらんことを!」

わたしも言ってみた。
えへへ。

2023.07.02「音楽堂の掃除依頼」SubQuest

どうしてわたしはすぐ不機嫌になったり、おだてられてしまうのか。
出来る冒険者としてクールに振る舞いたいのに……。

そうだ。せっかくここまで来たんだし。
お祭りの主役した時にお断りした、エステヌさんのお手伝いもしていこう。
シルフ族が置いていく、地野菜を片付けて欲しいって言われたやつ。

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エステヌさんは相変わらずわたしを覚えてなかった。

地野菜も相変わらず転がっていた。

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転々と転がってる野菜を回収してと。

……ん?

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ナニコレ……。
お祭りの時も、カヌ・エ様がしゃべった時も、こんなでっかいモニュメント無かった。
なんだか見てるだけで引き込まれるような……。わくわくしてくるの!

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「そこのあんた、知ってるか?」

「現在、ゴールドソーサーでは期間限定で、MGP1.5倍キャンペーンを実施しているんだぜ!」

そんな白々しいセリフ回しされたところで、なにもかも知らないの!
ゴールドソーサー? 期間限定? 1.5倍? 胸躍るワードがてんこもりなの!

行かなくちゃ! どこにあるのかも知らないけど!

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「森と精霊と、イタズラ好きの気まぐれに、感謝を」

はいこれ野菜5個! じゃっ!

行くぞおおおお! ゴールドソーサーああああ!

2023.07.02「儀式に備えて」SubQuest

中央森林にて――

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パステルさん振りかぶって――

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ちぇいっ!

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「心ある冒険者をお遣わしくださった、森と精霊に感謝を」

はいこれ虫6匹! じゃっ!

行くぞおおおお! ゴールドソーサーああああ!

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幻術士ギルドの受付の人がなんか言ってたかもしれない。
心ここにあらず。

更新履歴

2023.07.02 更新
2023.06.23 公開