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ぱすてるくれよん - Final Fantasy XIV Fan Site -

新生編

新生編

日記ログ[002]11日~20日。

2023.05.14「伝令文の回覧」MainQuest

人員不足な鬼哭隊が気の毒だから、伝令のお手伝いくらいしてあげるの。

わたしの慈悲に感謝して?

pc

なにその態度。
あなたの隊が大変そうだから助けてあげてるんだけど?
感謝して?

pc pc

怪しい人が付近をうろついてるから注意してねっと。
伝えたからハンコちょうだい。

pc

なんで面倒くさそうにするの! 人のこと言えないけど!
感謝して?

pc pc

怪しい人が付近をうろついてるの。注意して!
あとハンコちょうだい。

pc

おっ。
3人目は少しだけ反応違う!

pc pc

えへへ。素直に感謝されると悪い気はしないの。
ほかに頼み事があれば喜んで引き受けるから。言って!

2023.05.15「飛ぶ魔物の調査」MainQuest

ハンコラリーの終着点。
エイルガルさんからは〝デキる大人〟の気配がした。

pc

うわさに頼るばかりでなく、ちゃんとわたしの行動で評価してるところに好感。
……いや。
本来はそうあるべきで、周りの隊士が適当なだけかもしれない。

流れるように展開する依頼案件も素直に聞いてみる。

pc

南の街道沿いに見慣れない魔物が発見されたから、調査して欲しいという。
この辺りにはいないはずの、空を飛ぶ魔物らしいの。
確かに周辺はサソリばかりだった。

今回は旅の商人が実際に襲われちゃったから判明。
助かったから良かったものの、死傷者が出たら目も当てられないし。
ちゃんと見回った方がいい。

洞察力とか観察力は冒険者の本分だし、久しぶりにまともな依頼かも。

pc

エイルガルさん正論しか言わなくてすごい。
……いや。
本来はそうあるべきで、周りの隊士が適当なだけかもしれない。

pc

街道を外れたところに大きな卵が。

pc

戦闘に突入しそうな予感。

pc

案の定、卵を奪われまいとする親鳥二匹が襲って来た。
地上はつねに監視されている。

pc

でっかい!

卵がわたしの身長くらいあるだけに親鳥の大きさは相当なもの。

pc

……と思ったのは気のせいだった。
地上に叩き落としたら大した大ききじゃなかった……。

逆に卵の大きさと釣り合わない気がするけど、深く考えないようにしよう。

pc

卵と鳥の羽根を持って、周辺警備を担当してるガルヴァンス監視哨のロテールさんに報告。

やっぱりこの辺りでは見掛けないノーザン・ヴァルチャーとのこと。
外来種がやって来て、棲み着こうとしたってことかな。

pc

本気で気付いてなかったっぽいので、件のお小言もお伝え。
反省したっぽいし、周辺の安全性が向上するならいいの。

2023.05.16「ひそやかな警鐘」MainQuest

たまには〝おつかれ。じゃあな!〟って感じに、おつかいの連鎖を断ち切って来る人、いないかな。

おつかい自体は好きだからいいんだけど……。
そろそろ変化球も欲しいの。

pc

次の行き先は「境樹」。
特殊用語っぽいから、いつもみたいに調べておくの。

どうやら黒衣森の東西南北方向に1本ずつあって、街を護る結界の要になってるみたい。
第七霊災の地形変化で西部森林の境樹だけは近寄れなくなっちゃってる。
やや心配だけど、たぶん無事なんだと思う。

pc

中央森林の境樹を手入れに向かった道士レオニさんが、船に乗る時刻になっても来ないらしい。
……と桟橋のアルメルさんから連絡が入った模様。

この場所から境樹、この場所から桟橋、どっちもかなり離れてる。
アルメルさんからロテールさんへ連絡のおつかいした鬼哭隊隊士または冒険者がいたのかも。

どうせなら境樹まで行けばいいのに。

pc

黒衣森って基本的に薄暗いんだけど、この辺りは特に顕著。
近くにタムタラの墓所ってのがあるらしくて、薄気味悪いの。

pc

いた。

pc

境樹と呼ばれる樹木にはなんらかの術が施してあった。
近付くと光るって情報もあったんだけど、それは確認できず。

でもって、レオニさんは時間の経過に気付いてなかったみたい。
ソレ系の人か~。

pc

とはいえ調査に熱が入る理由もあって。
なんでもタムタラの墓所に不穏な気配があるらしい。

……この流れはもしかして?

次はお墓の調査!?

pc

違った。そっちか。ならばよし。

「アルメルさんへの伝達は任されたの! じゃ!」

レオニさんの気が変わらないうちに、遠く離れたアルメルさんのところへ猛ダッシュ。

pc

いた。

pc

3カ所の位置関係はこんな感じ。
だいぶ歩かされてるけど、墓所に近付くよりはずっとマシ。

pc

こちらこそ、ありがとうですの。
なんかよく分からないけど、ありがとう。

あと階段の隣にいてくれて、ありがとう。
たまには他人を見下ろす位置から話してみたかったの。

2023.05.17「取り残された届け物」MainQuest

わたしはさらなる高みへ昇る。

pc

位置エネルギー的な高みへ!

pc

状況をまとめると、こう。

荷物を載せた荷車が襲われた。
ベントブランチ牧場宛ての荷物もあった。
視線がキツいケーシャさん宛ての荷物があるはず。

ケーシャさんに貸しをつくるチャンスなの!
あわよくばマウントチョコボを譲ってもらえるかもしれないの!

はいはいはい! 引き受けます!

pc

南へ歩いて行くと、派手に横転してる荷車を発見。
おなじみのチョコボ・キャリッジかな。チョコボも御者もいないけど。

怪我人はいなかったってことだから、いるとしたら襲撃犯が近くにいるはず。
この横転っぷりから、相手はモンスターのような気がする。

pc

いたいた。おっきいカエルが。
カエルは動く者に反応するから、移動する荷車を獲物と勘違いしたのかも。
それにしても荷車を横転させるなんて、カエルの方もそれなりの大きさが……。

pc

大きすぎ。
黒衣森の生態系どうなってんの?
こんなでかいモンスターばっかいたら、普通の小動物なんて食べ尽くされるよ?

パクッとひと呑みなの。

pc

パクッと……。

pc

…………(無言で回収)。

pc

「私に届け物ですか?」

「そうですの(威圧)」

pc pc

カエルの唾液でべとべとになっても、チョコボはもらえなかった。

2023.05.18「守るべきぬくもり」MainQuest

ケーシャさんへ報告していると、厩舎の方から慌てふためく声が。
ただごとじゃない様子なの。

pc

声の主はルクロさん。レイアって名前のチョコボを世話してる人。
ちょっと不在にした一瞬の隙に、彼女の卵が奪われたみたい。
ルクロさんにとっても子供みたいなものだろうから、取り乱すのも納得。

十中八九、この前の不審な焚き火と荷物の持ち主が犯人なの。
せっかく警備強化の注意喚起ハンコラリーまでしたのに、防げなかった。

鬼哭隊の機能不全ゆえの事件。
さすがに同情するの。

pc

同情はしたけど〝手伝う〟なんてひと言も!?

……いやまあ。
ここまで首突っ込んどいて無視する方が後味悪いか。
よ~し。犯人なんかわたしがすぐに見付けてあげるの!
ちょっとしたお礼がもらえれば、わたしはそれでいいから!

まずは手分けして聞き込み調査!

pc

見たなら、すぐに報告しよう……?
そのために牧場の入口で見張ってるんだよね……?

pc

騒ぎを確認しようとしたら妨害された……?
複数人による犯行……?

pc

レイアをなだめている人を見た……?
チョコボの扱いに長けている……?

pc

ほんにもこんな証言があった。

  • チョコボの卵は生半可な知識じゃ孵化させることは出来ない。
  • 怪しい人物は鋭い目付きのエレゼンの男。妙に辺りを警戒していた。
  • 大慌てでタムタラの墓所の方へ走って行った。
  • ほかの卵には目もくれていない。

犯人像はかなり絞り込めたの。

pc

うんうん。
計画的犯行なのは間違いないの。

pc

伝説的な名チョコボ「ウラヌス号」の血統だから、その卵も当然、価値が高い。
馬で言うならサラブレッドってところ。

pc

イシュガルドの人が犯人だとしたら北へ向かわないのは不自然。
……って言いたいんだろうけど、流石にそれは短慮な気がするの。
どこかに中継拠点があるかもしれないし。

…………。

いずれにせよ向かった先が不自然ってのは、わたしだって分かってるの!
墓所の方へ走って行ったって証言は、聞かなかったことにしたかったのに!
なんとかしてわたしを墓所へ向かわせようという、世界の意志を感じる……。

pc

外堀が埋められた。

は~~~~~~~~~~。
覚悟決めた。見て来てあげるの……。

pc

痕跡を辿ると、右前方に怪しい気配が。

pc

犯人の逃亡先は墓所近くだったけど、墓所そのものじゃなかった!
やったああああ!

いや? べつに幽霊やおばけが怖いって訳じゃないの。勘違いしないで欲しいの。

pc

なにこの神々しい毛玉。
エレゼンってこんなんだったっけ。

卵が無事だったのより犯人の方に目を奪われる。

pc

「渡せないクポ! これはルクロが大切にしている卵クポ!」

「いや。だから。そのルクロさんが困ってて。……ん?」

pc

真犯人はこのジャンレミとかいうエレゼンとその一味。
事件に気付いた毛玉が卵を奪って、ここまで逃げて来たって流れかな。

毛玉と戦うのはなんとなく嫌だったから、それなら話は簡単なの!

pc

仲間を数秒で全滅倒させられて。

pc

手も足も出ず。
さぞ無念だろうね?

わたしはただの冒険者じゃないから。お生憎様!

pc

真犯人は倒した。
けれど、毛玉も仲間のひとりで、なにもかも演技で、卵を抱えて逃亡するって線が残ってる。

……いちおうね。
うがった見方をしないと馬鹿をみるのはわたしだから。
最終的に取り逃がしたなら、下手をするとわたしにまで共犯の嫌疑が掛かる可能性さえあるから。
物事全部、疑って掛からないといけない。わたしは何度も騙されて来たから。

pc

完全に善意っぽい。
ちょっとでも疑ってごめんなさい。

お詫びにわたしも〝毛玉〟はやめて、ちゃんと〝モーグリ〟って呼ぶことにするの。

ところで、普通の人にモーグリの姿は見えないはず。
卵がふよふよ飛んでるのを目撃されたら混乱を招くだろうし、ルクロさんに届ける役目は引き受けるね?

「あとはわたしに任せるの」

pc

報酬のマウントチョコボが欲しいから!

pc

ルクロさんの発言が変態っぽいのは聞き流すの。

報酬のマウントチョコボちょうだい。

pc

お礼の言葉はいらないの。

報酬のマウントチョコボちょうだい。

pc

牧場の由来とかどうでもいいから。

報酬のマウントチョコボちょうだい。

pc

あの……。
おそれながら、報酬のマウントチョコボは?
ウラヌス号の血統たる素晴らしいチョコボがわたしのバディになる流れじゃなかった?

いや……。
わたしが勝手に決めつけてただけで、そんな話は一切無かったけど……。
まわりの冒険者みんながチョコボに乗ってるから、いままさにここでもらえるものだとばかり……。

「そうだ、忘れるところだった」

きたああああ!

pc

べつの話になった。

2023.05.19「不穏な報せ」MainQuest

pc

イクサル族って気球で移動するんだ?
敵が上空を移動してたら、即刻、撃墜した方がいいよ。

pc

そういえば精霊の怒りに触れたっぽい、イクサル族の死体見たりしたっけ。

すでに何カ所かで目撃されてるにも関わらず、今回は裁かれてる気配が無いのね。
それは不穏かもしれない。

pc

イクサル族が目撃された箇所を記した封書を、ルクロさんはわたしに手渡した。

グリダニアに戻るとはひとことも……。
予定は無かったけど、ルクロさんは信頼出来る人だし、まあいいか。
すぐに行って、渡して来るの。だから――

いつか報酬にマウントチョコボくださいの!

pc

一方で、ケーシャさんとミューヌさんは裏でやり取りしてた模様。
ベントブランチ牧場から急行したのに、なんでもう、アレコレ知ってるの。
わたしを監視してるとしか思えない。

どうせわたしは、ちんちくりんで、鼻も低いちびっこなの。

pc

え? あれ? うん。はい。どういたしましてですの!

pc

急に距離感詰められて困惑した。
居心地が悪いからとっとと封書を渡しておさらばするの。

そろそろウルダハに行かなきゃ。
ラドヴァンさんとソフィーさんを待たせまくってるし。
どんな流れでウルダハに行くことになってたか、忘れちゃうくらい放置してるし。

ああ。プリンだ。きっとプリンなの。
ソフィーさん行きつけの喫茶店に絶品プリンがあるとかそういう話だった気がしてきた。
でもって、ラドヴァンさんがおごってくれるとかそういう話だった気がしてきた。
わ~い。楽しみ~。

「じゃ。そういうことで!」

pc

「これは……」

ひいっ。

pc pc pc

怖い顔したと思ったら、さらに距離詰めてきた!

ミューヌさんに目を付けられた時点で、すでに厄介極まりないの!

2023.05.20「大樹で蠢く闇の鼓動」MainQuest

「少し厄介なことになるかもしれない」

……なんて言われたら。

pc

距離を取るのは生物として当然の回避行動なの。

けれど、ミューヌさんは警戒するわたしに構わず〝厄介なこと〟を話し始めた。

pc

長老の木?

たぶん初めて聞くワード。
再生の根株、境樹。重要そうな樹木ばかりでややこしい。

黒衣森で一番古い樹木ゆえに神聖視されてて、なにかあれば精霊たちも黙ってない。
ぶっちゃけ人命に関わる大災厄を引き起こされても、おかしくないとのこと。
もはや厄介なのは精霊の方なの。

その長老の木がイクサル族に狙われてるっぽい。
イクサル族が目撃された複数の箇所から、ルクロさんが割り出したのかな。ほんとあの人、有能。

pc

つまりは一国の未来に関わる一大事。
流れるように巻き込まれてしまった。

わたしはもっと目立たず生きていきたいのに……。
どうしてこうなったんだろう……。

pc

リュウィン隊長に顛末を伝えるため、新市街の外れにある神勇隊指令砦へ。
弓術士ギルドに併設されているとのこと。

槍術士ギルドに併設されてる鬼哭隊屯所は旧市街にあったはず。
外敵に対処する神勇隊の方が新しいのかな? どうでもいいけど。

pc

なにこの悪の巣窟みたいなの。

pc pc

冒険者ギルドとと神勇隊が連携するのは、滅多にないらしい。
ことの重大さがわたしにも伝わってくる。

pc

「これは本当なのか!?」

いっそ冗談だと言いたいの。
このタイミングでそんなことしたら処されるだろうね。あはは……。

pc pc

同感。
件の不審者がイクサル族を扇動してるのは間違いない。
ここへきて、すべてが繋がった感ある。

助けて! 光の戦士! いますぐ現れて、わたしの代わりに解決して!

葛藤するわたしの背後の扉が開く。
息を切らせた隊士が駆け込んで来た。

pc

「イクサルが長老の木を襲撃しています!」

展開が早すぎる。
神勇隊に状況だけ伝えたら、なあなあのうちに姿を消そうと思ってたの。
あっという間に、一刻を争う事態になってしまった。

「クレヨンよ……。お前の力を貸して欲しい。長老の木に急ぎ、我々とともに戦ってくれ!」

pc

イクサル族と不審者の企みを止めでもしたら、いよいよ日陰者の生活は出来なくなりそう。

どうする。どうしよう。全部ほっぽり出して逃げる?

これまでだってその場その場の情に流されて、どれだけ痛い目見てきたと思ってるの?
いま、こんな異郷の地にいるのだって、元を辿ればそのせい。

見捨てろ。
突き放せ。

……リルカ!

pc pc

長老の木、別名「エバーシェイド」は地神の忘却に登らず、川沿いに歩いた先にある。

pc

結局、来ちゃってる。
間違いなく後悔することになるのに……。

なにしてるのかな。
わたし。

pc

イクサル族、見える範囲にいたんだ?
ぼ~っとしてて気付かなかった。ごめんなさい。

勝ち負けは戦力以外で決することもある。
戦場へ来たからには、油断しちゃダメなの。
誰にも迷惑は掛けられない。もう二度と……。

pc

イクサル族の妖術師は怪しげな儀式を始めた。

pc

イクサル族の群長は仲間たちの闘争心を駆り立てた。

pc pc pc

彼らの目的はふたつ。
天使いの秘術とやらで長老の木をクリスタルに変換し、ガルーダという名の上位存在へ捧げること。
黒衣森から精霊と人間を追い出し、占拠すること。

pc

リュウィンさんが部隊へ指示を出した。

わたしは……。

pc

迫る危機があるなら……。

pc

力を貸すの。
弱者を護るの。

そのために強くなったんだから!

いまこの瞬間だけは、後先考えない。
エオルゼアの力になるの!

pc

「現在、左翼が苦戦している……。我々は、リュウィン隊長とともに援護に向かう」

「承知しました。こちらは任されましたの!」

イクサル族の残党狩りは神勇隊が。
わたしは暗躍する悪を討つ。

pc

わざわざ出向いてくれてありがとう。

pc

なんらかの魔物の召喚術だろうけど無駄。
わたしには分かってる。

pc

「貴様は危険な存在だ。ここで芽を摘んでおくとしよう」

「それはこっちのセリフ! おまえを倒して面倒事を終わらせるの!」

pc

鋭い爪も、猛毒も、わたしには効かない。

pc

仮面の魔道士。
大袈裟な登場したわりに、大したことないの。
おまえなんか一瞬で片付けて――

わたしは適当におつかいして適当に過ごすだけの、平穏な日常を取り戻す!

……って思ってたのに……。

途中からパパリモさんとイダさんが駆け付けて、〝本気モード〟を見られた。
最悪なの……。

pc

でもまあ、とりあえず諸悪の根源は倒せたし。
しばらくは安心して過ごせるの。

pc

さっきの黒い魔道士がイクサル族に秘術を教えた「天使い」。
どこの伝承だか知らないけど「アシエン」って呼ばれることもあるらしい。

倒しちゃったからどうでもいいけど!

pc

神勇隊のみんなも残党をやっつけて集まって来た。

pc pc

予想が確定事項になってゆく。

たぶん「暁」はパパリモさんとイダさんが属している組織の名前。

pc

あとで顔を出すけど……。
くれぐれも大事にしてくれないよう頼むの。

pc

「シャーレアンってとこの出身でしたっけ?」

pc

……しまった。
ウォーレン牢獄で気が遠くなった時、白昼夢みたいなので得た情報だった。
このふたりから直接聞いた情報じゃない。

ミスった……。

pc

超絶怪しまれてる!

余計なことは言わないことにして、いったん、みんなと別れた。

pc

いつの間にかアシエンの死体はなく。
代わりに落ちてた禍々しいクリスタルも……。目の前で消えた。

pc

すっかり朝になってるし。
いろんな意味でつかれた……。

あとなるべく視界に入れないようにしてた、でかいナメクジ。
ちょいちょい見切れて入ってくるのやめて?

pc

じゃあ。やることやったんで。
わたしはそろそろおいとまするの。

pc

退出しようと扉に手を掛ける。
そしたら、なんか護衛付きの偉そうな人が入って来たの。
嫌な予感しかしない。

pc

また名前知られてる。
そんなに? わたしそんなに大活躍したっけ?

さっき倒したのはそれなりだったかもだけど、それ以外は全然大したことしてないの!

pc

ちょっと待って~! つまり国王的な人ってこと!?

なんでそんな偉い人がわたしなんかに話し掛けてるの!?

やめてやめて! もううこれ以上、わたしを深みにハマらせないで! おうちに帰して!

あとなんか変顔の瞬間に写真撮っちゃってすみません! 不敬ですみません!

pc

お祭り? 急になんの話?

pc

終わった。
わたしの日陰人生。

2023.05.21「祭りの準備」MainQuest

「クレヨン、お前の働きぶりは、皆が認めるところだが……」

「まさか、カヌ・エ様直々に、お褒めの言葉を頂く栄誉に預かるとは!」

「しかも、大御霊祭りの主役だと!? 喜べ、異邦人のお前には解らんだろうが、これは大変名誉なことなのだ!」

「そうとなれば、祭りに向けた準備が必要だな」

「カーラインカフェのミューヌなら、この手の祭事の段取りにも精通しているはずだ。事情を話して、助言をもらうといい」

カヌエ様という嵐が過ぎ去り、わたしはリュウィンさんの話をぼへ~と聞いていた。
後戻り出来ないところまで来ちゃった感に苛まれながら。

pc

ウルダハに逃げれば無かったことに出来ないかな。
下手したら国際指名手配かな。あはは。はあ……。

pc

「グリダニアの住人でもない人が、この大役を務めることなんて、滅多にないことなんだ」。

そうは言うけど。
わたし、エオルゼアの人間ですら、この星の人間ですらないの。

偉い人に見込まれて、精霊との架け橋。
わたしの正体は妖精だから、ある意味、適任なのかもしれない。
なにもかも明かすことが出来れば、だけど。そんなの無理。絶対無理。

はふう……。
溜息しか出ない。

とりあえず、木工師ギルドのベアティヌさんを訪ねればいいのね。

pc

「うわ!? びっくりしたの!」

いつの間にか辿り着いた木工師ギルド。
ギルドマスターのベアティヌさんがそびえ立っていた。

「はあ……。あなたがミューヌの言っていた祭りの主役。……なのですね?」

なに? わたしが主役だと不満なの!? なんならこっちから願い下げなの!

pc

不満なわけじゃなくて、ただ口調が変な人ってだけだった。
良かった。いや。なにも良くない。

pc

視線の高さを合わせたら、そんなに怖くなかったの。
木や木工細工を愛して止まない、変な人。

変な人に驚かされたせいで、すっかり毒気抜かれちゃった。

pc

ベアティヌさんから預かったのはお祭りの小道具。
わたしはこのマスクをかぶって、本番でなにかさせられるらしい。

長老の木から削り出したアイテムなんか持ってて、精霊に怒られないよね?
大丈夫だよね、わたし?

そんなこと気にしてる余裕があるなら、たぶん大丈夫かな。……わたし。

pc

毒を食らわば皿まで。

いいよ。やってあげるの。お祭りの主役を!

2023.05.22「大御霊祭り」MainQuest

お祭りの主役といっても、トークやコメントを要求されることもなく、ただそこにいればいいみたい。
でもって、ミィ・ケット野外音楽堂のエステヌさんを訪ねれば、あとは周りの人たちが進行してくれるのだとか。
それなら楽で良いのだけれど。

「モノアの仮面も用意できたことだし、あとは大御霊祭りに参加するだけだ」

「君はただ、そのモノアの仮面を身に着けて、堂々としていればいいだけさ」

「くれぐれもモノアの仮面を着けるのを忘れずにね」

モノアの仮面。モノアの仮面。モノアの仮面。
ミューヌさんに、くどいくらいに念を押されたの。

ほどなくして、野外音楽堂に到着した。

pc

あれ? 話が通ってない?

pc

気軽に片付けを依頼される、祭りの主役。

これはアレか。そういうコトか。
さんざ釘刺されたけど、まさかここまで徹底してるとは思わないの。

pc pc

モノアの仮面をスッと取り出し、装着するわたし。

頭装備ひとつ変えただけで、防御力が激減したり。

pc

鬼哭隊や神勇隊も着けてるし、グリダニアって仮面に絶対の信頼を寄せてるの。
わたしは潜伏目的でしか使いたくない。

何故って?
可愛くないから。

pc

エステヌさんごめんね。
いつか気が向いたら、掃除、手伝うから!

pc

仮面を装着したわたしが主役だと気付いたエステヌさんが、態度を急変させる。
いつも〝うわさはかねがね〟みたいなこと言われるから、わたしのことを知らない反応は新鮮だったの。

やがてカヌエ様も到着して、いよいよお祭りが開始!

pc

わたしの主役感皆無。
お付きの従者って感じ。

でもまあ、集まった人たちはそこそこ盛り上がってるし、いいかな?

pc

あなたたちまでフィーバーしてるのは想定外だったの。
特にニヒルなララフェルの方。

pc

伝説の勇者に光あれ!

的なひと言をカヌエ様が発して、お祭りは終わった。
お祭りっていうか、儀式? ほんとにただ立ってるだけだったの!

ふと気付くと、カヌエ様がわたしのぺたんこ胸に視線を注いでる。
そういう趣味があるのかとちょっと引いたけど、どうやら違ったらしい。

pc

わたしの胸が光ってた。
厳密には、懐にしまってたクリスタルが光ってた。

わたし、こんな大きくて固いもの、胸元にしまってたんだ。
ただでさえ固い平板がもっとガチガチに!
ほっとけなの。

pc

マザークリスタル?
白昼夢でわたしに話し掛けてきたクリスタルならあったけど……。

人々が思い思いの雑談に花を咲かせている中。
カヌエ様がわたしに諭すように、言い聞かせるように、語り始める。

pc

「かつて、このエオルゼアには、蛮神と戦ったものたちがいました」

「そのものたちは、エオルゼア諸国がグランドカンパニーを設立すると、その一員となりガレマール帝国とも戦ったのです」

「世界を救うために、エオルゼア同盟軍の一員として、5年前のカルテノーの戦いにも参加していました」

「しかし、カルテノーを最後に、その英雄たちは姿を消したのです……」

「残された人々は、英雄が自分たちのために、命を賭して戦ったことを覚えています。……確かに彼らはそこに居た」

「ですが、その名を口に出そうとすると、日に焼けた書物を読み上げることができぬよう声に出すことができず……」

「その顔を思い出そうとすると、閃光の中にあるように、輪郭が影に包まれてしまうのです」

「この不可思議な現象から、人々は英雄たちのことを〝光の戦士たち〟と呼ぶようになりました」

「光の意志に導かれたあなたを見ているとかつての英雄の話を思い出します」

「冒険者殿。そのクリスタルを大事になさることです」

「マザークリスタル……星の意志が、あなたに持たせた意味がきっとあるはず」

「あなたは一介の冒険者で終わらず、いずれは、世界をも左右する存在になるかもしれない」

「なぜなら……。あなたは〝超える力〟を持っているのですから」

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これがたびたび耳にした「光の戦士」の概要。

そして、初めて耳にした「超える力」にも心当たりがあるの。

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わたしを猛烈な目眩が襲った。
そう。これがきっと、超える力。

おそらくカヌエ様の過去視が始まる。

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戦争の剣戟と怒号。終末の光景。アシエンの暗躍。
間違いない。いまのが第七霊災。そして「カルテノーの戦い」なんだろう。

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わたしは宿屋のベッドに寝かされていた。

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どうせモーニングコールしてくれるなら、わたしくらい可愛い子が良かったの……。

なにやらカヌエ様がわたしをご指名らしい。
わたしったら、偉い人にまでマークされちゃって絶体絶命かも。

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暗い穴蔵の奥底にある幻術士ギルド。
そのすぐ隣。

pc

夜だったから明るくはないけれど。
広く開けた「不語仙の座卓」へ、わたしは通された。

pc

「はいですの! 喜んで!」

偉い人からの頼みを断れるわけもなく。

2023.05.23「海都と砂都と」MainQuest

pc

偉い人の話を聞くことになった。

pc

カヌエ様は二通の封書をわたしに手渡すと、厳かに語り始めたの。

pc pc

超える力でわたしも垣間見ることが出来た、カルテノーの戦い。
あれから5年。「カルテノー戦没者追悼式典」というのを同盟三国合同で行うみたい。
未だ癒えきらない傷に挫けず、前に進むため。

その取り決め事を共有するための使者として、わたしは選ばれた。

つまり――

pc

ほかの国の偉い人にも会わなくちゃならない。
また無駄に、虚飾の勇名が轟いてしまう。

完全に負のスパイラル。
運命に呑まれるしか道は無い。
わたしはすべてを諦めた。

pc pc

とはいえ、悪いことばかりでもなかったの。

グリダニア、リムサ・ロミンサ、ウルダハの三国を周る「循環飛空便」のチケットをもらったの!
かなり特別な措置みたい。

pc

うさんくさい組織の影がちらついてるけど。
たぶん、きっと、パパリモさんとイダさんが属してるとこかな。

……まあいいや。

エオルゼアに着いてから会った人は、いまのとこみんないい人。
わたしを陥れようとしてる人はいなかったから、余計なことは考えないの。
善意には善意で応える!

pc

「行って来ますの!」

pc

不語仙の座卓を一歩出たら、もう通してくれなくなった。
カヌエ様はわたしに期待しても、門番さんは自分の職務に忠実過ぎ。

飛空挺に乗るため、なんとなくうきうきしていたわたしは、気付くことになるの。

pc

発着場は冒険者ギルドに併設だから、毎回あの人の前を通らなくちゃならない。
無言で通り過ぎるのもなんだし、いちおう顛末を伝えたら――

「それは本当なのかい!?」

「冒険者の君にとって、素晴らしい体験が待っているはずさ」

陰鬱な気持ちを吹き飛ばすほどの爽やかな声。
あのミューヌさんが、自分のことのように、手放しに喜んでくれてる!?

pc

「……嫌な場面に遭遇することもあると思う」

刺してもきたけど。

pc

わたしだってほんとは分かってる。
ミューヌさんも決して悪い人じゃないってこと。
けれど、怖いものは怖い。苦手なものは苦手なの。

心のロックが解除される日は来るのかな。

わたしは逃げるようにして、飛空挺の搭乗口へ向かった。

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新天地へ向かうのは胸躍るものがあるの。
生きるために選んだ道とはいえ、なんだかんだわたしも冒険者ってことかな。

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いざ、海都「リムサ・ロミンサ」へ!

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わたしなんかのために、たくさんの人が見送りに来てくれた。

「いつの日か、君の名自体が、英雄の意味を成すと信じているよ」

さすがにそれは無いと思うけれど!

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あっという間に着いちゃった!

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ここの偉い人は、メルウィブ提督って言うのね。覚えた。

辿り着くまでの固有名詞が多すぎたけれど、確かに親書を渡し、お目通りが叶う。

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カルテノーの戦いを忌々しげに語るメルウィブ提督。
本当にたくさんの犠牲があったのだと、思い知らされる。
地形が変わるほどの無差別爆撃に晒され、抗う術も限られ、さぞ無念だったに違いない。

追悼式典の重要性も伝わって来た。

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バハムートに対抗して十二神を呼び出したという、ルイゾワ様にも会ってみたかったの。

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メルウィブ提督はカヌエ様の提案に好意的だった。

わたしは次の搭乗手続きを済ませ――

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いざ、砂都「ウルダハ」へ!

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またもあっという間に着いた!
飛空挺すごい!

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ここの偉い人は、ラウバーン局長。覚えた。

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一人称、吾輩。
二人称、貴様。

なかなか威圧感のあるしゃべり口調なの。
さらには別の大きな眼鏡女性に見下ろされての圧迫面接。

ひるまず、あれだけは伝えないと。
メルウィブ提督に言付けされたメッセージ。

「よろしく」

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そしたらなんかガレマール帝国の話が始まった。
エオルゼアにとっての仇敵。
北の弱小国だったのが「魔導技術」で50年くらい前に急激に勢力を増してきたみたい。

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〝よろしく〟ってそんな重要なワードだったの?

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ウルダハにはナナモ様っていう女王陛下もいるのね?
ラウバーン局長はいちばん偉い人じゃないんだ?
砂蠍衆ってのもまた面倒そう。

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ほんとご苦労だったの。
話、すっごく長かったし!

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今後、飛空挺を自由に使っていいことに! やったね!
乗車賃は自費っぽいけれど。

更新履歴

2023.05.23 更新
2023.05.14 公開