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ぱすてるくれよん - Final Fantasy XIV Fan Site -

新生編

新生編

日記ログ[003]21日~30日。

2023.05.24「海都で待つ仕事」MainQuest

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偉い三連星との対面で疲れたのは事実だけど、〝見事〟と評されるほどかというと、微妙。
たぶん冒険者にも関わらず三国の代表者に認められ、対等に渡り合ったと思われてるの。
実際は、話が難しくて頷いてるだけだったし。特にメルウィブ提督とラウバーン局長。

こうやってわたしの評価は見えないところで不当に上がっていくんだと理解した。

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「貴公は、飛空挺で三国を自由に旅することができる身」

こんなに都合の良い冒険者はそうそういないの!
いいよいいよ。頼まれちゃう。

次のおつかい先はリムサ・ロミンサ。溺れる海豚亭のバデロンさんっと。
なんだか冒険者ギルドみたいな施設名だけど……。

……ああっと! とんぼ返りの前に!
ガンブレイカーの師匠、ラドヴァンさんとソフィーさんをウルダハの冒険者ギルドで待たせてた!

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クイックサンドに急行すると、そこにはしかめっ面のふたりが。
もはや何日待たせたかも思い出せない。怒られそう。

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かと思いきや、めっちゃ上機嫌だったの。
ラドヴァンさんは街の活気に興奮してるし、ソフィーさんもショッピング楽しんでる。

そして、ガンブレイカーとしての仕事は、無かった。

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わたしがレベル制限で跳ねられるなんて!
実力には自信あったけど、どうやら井の中の蛙だったらしいの。
これでも、何度も死地をくぐり抜けて来てるのに……。地味にショック。

いつになるか分からない再会を約束し、わたしはリムサ・ロミンサへ。

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酒場のマスターが一瞬でわたしの正体を見抜いて来た。
この人が次の依頼主になる、バデロンさんかな。
見透かしたようなセリフも、そんなに嫌じゃない。

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バデロンさんは気の良いおっちゃんだったの。
冒険者に仕事を斡旋してるらしいから、ミューヌさんと同じ仕事なんだろう。

店の雰囲気も明るくて、いかにも冒険者が集まる酒場って感じ。
てか〝溺れる〟〝イルカ〟って! ツッコミ待ちか!

……わたしもここから冒険を始めたかったの。
そしたらもっとマシなスタートを切れたかもしれない。
グリダニアの冒険者ギルドと中央森林のみんなには、本当の本当に、申し訳ないけれど……。
あの頃は疑心暗鬼真っ盛りだったこともあって、トラウマになってるから。

次にグリダニアへ戻った時は、もっと素直になろう。

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厄介事くらい、ドンと来いなの!

2023.05.25「サスタシャに挑む者」MainQuest[前編]

気の良いおっちゃん、バデロンさんの依頼を聞いてみることになったの。

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西ラノシアの「サスタシャ浸食洞」てとこに、不審人物たちが出入りしてるとの情報あり。
なんだか漠然とした内容だけど、その真相を確かめて欲しいってことかな。

わたしはリムサ・ロミンサの街から出たことないから、いまいち地理に疎いけれど。
未踏の地はわくわくする。喜んで引き受けるの!

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ちなみに、バデロンのおっちゃんはこんな風貌してる。
視線で圧を掛けてくるようなことはしない。

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おっちゃんと話し込んでるのを聞きつけて、知らない人が近付いて来た。
リムサ・ロミンサの警護を行う「イエロージャケット」の偉い人っぽい。
黄色いジャケット着てないけど。

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レイナー・ハンスレッド殿はイケメンだった。

イエロージャケットの事前調査で、浸食洞にクァールが棲み着いてることが判明。
その直後、最寄りの街エールポート近海で不審船が発見されている。
最近、敵対種族サハギン族と結託する海賊が問題を起こしたばかりでもある。

立て続けに不安材料がばら撒かれて、住人は不安がってるみたい。
そりゃそうね。

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つまりは冒険者ギルドとイエロージャケット双方からの依頼。
それだけ警戒してるってこと。

いいよいいよ。
気分が良いから、わたしにど~んと任せるの!

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現地に着いたら初心者の館へ行くのがオススメらしい。
冒険者としてはそれなりに自信あるけど、ガンブレイカーとしては駆け出しだから、お世話になろうかな?
スキルのこととかあんまし理解してない。

つい最近、レベル63まで上げろって言われた気もするし!

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船でエールポートに着いたら、まっすぐ北へ。

いかにも〝急ごしらえでつくりました!〟って建物が見えて来たの!
横に回り込んだら奥行き1mくらいしかなさそう。

ちなみに左奥に見えるのがサスタシャ浸食洞っぽい。

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入ってみたらハリボテの建物じゃなかった。良かった。

どうやらここではパーティプレイの知識を教えてくれるらしい。
わたしがガンブレイカーを志したのは保身のためだけど、仲間を守るのもやぶさかじゃない。

仲間がいれば! だけど!

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よ~し。がんばろう!
ガンブレイカーはタンクだから、タンクの教官にご挨拶しなくちゃ!

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「今の君が、守り手の指導を求めているようには見えないが……」

ん?

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「君は冒険者の館での訓練を終えてはいないらしいね」

訓練させて欲しいのに、断られたんだけど?

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レベルが高すぎるから教えられないってこと?
ガンスリンガーからタンクを始めた人には教えられないってこと?
それとも〝わたしだから〟教えられないってこと?

ようやく他人を信じてもいいかなって思い始めたところだったのに……。

これだから人間は!

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はい。

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いま、すぐ隣で門前払いされたの見てなかった?
なんで傷口に塩を塗り込んでくるの?

これだから人間は!

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「死して屍拾う者なし」

「おまえを屍にしてやるの」

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やさぐれ気分でサスタシャ浸食洞の入口付近へ。
同業者っぽい冒険者を二組見付けたの。

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幻術士っぽいエッダさん。
使い走りをさせられたけど完了出来なかったみたい。
なにかと要領が悪そう。

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戦士っぽいアヴィールさん。
パーティのリーダーかな? リーダーシップなさそうだけど。
かなり口が悪い。出世したくて焦ってるタイプ。

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弓術士っぽいリアヴィヌさん。
アヴィールさんに輪を掛けて口が悪い。
お友達になりたくない。

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呪術士っぽいパイヨ・レイヨさん。
ほかのふたりに比べればまだマシな雰囲気。
周りに調子を合わせるタイプかな。

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わたしもかなりひねくれた性格だと思うけど、下には下がいるものなの。
このパーティとはこれ以上関わりたくない。

もうひとつのパーティは女の子とお爺ちゃんの異色ペア。

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まだ見ぬ冒険に胸躍らせてる。
これこれ。冒険はそうでなくちゃ!

あっちの四人に比べて毒が無さすぎて、あまり感想が湧いて来ないのが悔しい。

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そんな訳でダンジョン探索するの!

通して!

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通してったら!

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解放したのは分かったから、通してよ!

……どうやら4人パーティ組まないとダメっぽいから引き上げた。
バデロンさん、〝ぼっちには無理〟って先に言ってよ……。
わたし、冒険者の知り合いいないよ? どうすればいいの?

2023.05.26「とっておきの人相がき」SubQuest

サスタシャ浸食洞を調査するには、4人パーティを組まなくちゃならない。
それが警備を担当するイエロージャケットから提示された条件だったの。

洞窟前の冒険者グループは片方こそ4人組だったけど、もう片方は2人組だったような。
そもそも、わたしはひとりでもいいのに……。ひとりの方が効率いいのに……。
はあああああああ……。どうしよう。ろくに知らない人と行動するの苦手。

ゆっくりプリンでも釣りながら対策を考えるの。

子供の頃はいつも幼馴染みのルーシアがお裾分けしてくれたから、詳しい手順は知らない。
ちょうどリムサ・ロミンサには漁師ギルドがある。釣りについて習ってみよう。

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「あっ……ごめんなさいっ!」

未熟? 誰のこと? もしかしてわたしが未熟って言ってる?
初心者の館でも納得いかない判定されたばかり。エオルゼアの戦闘力測定基準はどうなってんの!?

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最初に選んだバトルクラスって幻術士のこと?
あの暗い洞窟に籠もってる人たちからなにか学べってこと!?
ええええ。なにそれええええ!

「ああ。プリンが遠ざかってく……」

がっくり肩を落としつつも、聡明なわたしはあることに気付いた。
食堂的な場所なら、誰かが釣り上げた新鮮なプリンを食べられるんじゃないかな。
調べてみたら、調理師ギルドに併設されてるレストランがあるみたいなの。わたしったら冴えてる!

いざ! レストラン「ビスマルク」へ!

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売って無かった。
ていうか、食材しかない。

売り子さんの隣に立ってる受付の人へ恨みがましい表情を向けた。
レストランのくせしてプリンのひとつも扱ってないのをクレームするしか!

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そう思って話し掛けたら、調理師ギルドへの加入をお断りされた。
漁師ギルドに続いて、ここでも〝幻術士レベル10のクエストをクリアして来い〟って言われた。

わたしは! 調理師ギルドに! 入りたいわけじゃない!
料理なんかつくれたって、プリンは食べられないの!

わたしが燻っていたら、さらに隣の人が頼み事をしたそうな視線を投げ掛けてきた。
心情的にそれどころじゃないけど、話くらいは聞いてあげるの。

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食い逃げ事件が発生したから犯人を捕まえる協力して欲しいみたい。
わたしが不機嫌な時に食い逃げするなんて間の悪い犯人め。

この鬱憤をぶつけてやるの!

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店員のル・スーシモさんから人相書きを受け取って、イエロージャケットの詰め所へ。
コーラルタワーってとこにある、斧術師ギルドのお膝元なの。

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人相書きはあまりにもアレだった。
ル・スーシモさんは証言のため、結局ゴードバートさんのところへ出頭することに。

……あれ? 犯人は? 犯人捕まえるまで手伝うんじゃないの? ここで終わり? 不完全燃焼!

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憂さ晴らしに、さらなるおつかいで気を紛らわそうと思う。
在庫不足を補うため、シープを狩ればいいのね? はいはい。了解了解。お安いご用!

2023.05.27「夢をも釣る船」SubQuest

シープを狩る依頼を引き受けたはいいものの。

プリンへの未練を捨てられなくて、フラフラと漁師ギルドへ。
なんなら水揚げ直後のプリンがあるかもしれない。

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微かな期待とともにギルドの責任者っぽいシシプさんへ話し掛けたら、全然関係ないお願いごとされた。

ううん。
関係ないと見せかけて、依頼達成時に願いを叶えてもらえる流れに違いないの!

なんでも第七霊災後に仕事を離れてた漁師が戻って来つつあるから、漁船が必要らしい。
霊災でそれなりに破壊されただろうし、当然っちゃ当然かも。

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それはそれとして、シシプさんはギルドマスターの代理だった。
マスターが遊んでばかりだから代理でギルド運用してるみたい。可哀想。
んで、当のワワラゴ親分はなにしてるかというと――

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なにしてるんだろう。
意味不明なこと言いながら遠く見てた。
関わり合いになりたくないから、そっと離れる。

よし。行こう。
装備品から船まで、金属に関するものならなんでも造るナルディク&ヴィメリー社へ!

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甲冑師ギルドのハ・ナンザさんいわく、ちょうどいまは漁船よりも大きな船をつくるのに忙しいらしいの。
お得意様の漁師ギルドのために善処するとは言ってるけど、シシプさんにはお気の毒な結果かもしれない。

「それじゃあわたしが責任持って伝え――」

……?
ハ・ナンザさんがシシプさんへ直接伝える?
それはべつに構わないけど、誰がごほうびのプリンをくれるの!?

2023.05.28「迷子橋落ちない」SubQuest

実はラット5匹の討伐も、シープのついでに終わっちゃった。
わざわざテンペスト陸門の先まで行かずとも、ゼファー陸門出てすぐのところにいたから。

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ハ・ナンザさんのところまで行って、報告がバデロンさんだったことを思い出すやつ。

そもそもなんでラット狩ることになったんだっけ。

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都市の役に……?

……あっ。

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なるほど。
潮風と糞尿か~。

迷子橋と関係ないエリアのラットを狩ったことは、胸に秘めておくの。

2023.05.28「高級レストランたる由縁」SubQuest

ハ・ナンザさんまでも、なにかをわたしに頼みたいみたい。
冒険者を見掛けたらクエストを押し付けろってルールがあるかのように!

構わん。話を聞こう。

なんでもバデロンさんから甲冑師ギルドへ、市民のクレーム絡みの連絡があったとのこと。
一瞬びくっとしたけど、サスタシャ浸食洞の調査を放置してることじゃないっぽい。

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リムサ・ロミンサには大きく分けて5つの出口がある。
グリダニアの時みたいに解説するの。

  • ゼファー陸門:中央ラノシア方面(街の東側)。
  • テンペスト陸門:低地ラノシア方面(街の南東側)。
  • 船着場:東ラノシア・西ラノシア方面(街の南側)。
  • フェリードック:諸外国方面(街の西側)。
  • リムサ・ロミンサ・ランディング:飛空挺のエアポート。使用許可が必要。

船着場とフェリードッグがあるのは、海上都市ならでは。
飛空挺と同じく有料なのは注意しないとね。
いちおう、テレポで飛ぶよりは安い、かな?

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テンペスト陸門は出口のひとつ。
上甲板層を南へ歩いて行くと、最終的に街の南東方向へ拡がる低地ラノシアへ出る。
そこからさらに道なりに歩いて行った先の「迷子橋」に異常が見られる、というのが今回の話。

大型の鼠、ラットが橋に悪さをしてるみたい。囓ってるのかな?
通行に差し障りが出る前に5匹ほど退治することになった。

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そうそう。
退治といえば、シープ討伐の依頼も受けてたんだっけ。

シープの生息地を尋ねてみたところ、どうやらそっちはゼファー陸門の先らしい。
とりあえずシープを先に片付けるかな。

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一瞬で!

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終わり!

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狩ったばかりで、血が滴ってる新鮮なラム肉4塊を店員さんに渡したら、めっちゃ喜んでくれた。
喜びついでにプリンおごってくれてもいいよ? ……いいよ?

そんなサプライズは無かった。

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いや。だから。
こんなおつかいで「物語の紡ぎ手」言われても!

2023.05.29「利にさとき海賊」SubQuest

イエロージャケットの詰所があるコーラルタワーに至る途中。
街の商店街からかなり離れた場所に、そのお店、薬舗「セブンスセージ」は存在する。
何故〝おくすりやさん〟がこんなところにあるのか。どうしても気になってしまう。

遠巻きに眺めながら通り過ぎようとしてたら、店員とは思えない人相の悪いお兄さんが話し掛けて来た。

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「あんた、冒険者なら、ひとつうちの仕事をしてみないか?」

やばい。目を付けられた。

これはアレか。〝うちのシマでシノギをしたけりゃ払うモン払え!〟ってアレか。
治安維持組織のすぐ側で、そんなヤクザめいたことは出来ないと思うんだけども。
さりとて、元海賊だらけの国だけに超法的な力が働いてる可能性も捨て切れない。

賄賂ひとつで目を瞑る役人なんて、どの世界にもいるの。

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階段を少し昇ったところに待ち構えていたのは、セブンスセージを経営するカルヴァランさん。

相変わらずエレゼンやルガディンは首が痛くなる。

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用件は2カ所へのおつかい。

わざわざ〝合法的に〟を強調するところが引っ掛かるの。
そのスパイスとやらが、実は精神の昂ぶりを引き出す〝怪しい粉〟だったり?
わたしが密売の片棒を担ぐとかだったり? しないよね? ね?

調理師ギルドならこの小袋の中身がなんなのか、すぐ分かりそう。
まずはそっちに行ってみよう。

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リングサスさんは調理師ギルドのマスターさんだったの。
だったらこの機会に、ひとこと言っておかなきゃ。

「ちゃんとプリン仕入れといて」

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小袋の中身は普通にスパイスだった。

しかも、帝国の支配下にある東州オサードのもの。
入手困難なはずのそれを入手するカルヴァランさんの手腕を、リングサスさんは褒めた。

次の行き先はイエロージャケットの詰所。
そっちへ届ける小袋からはさっきと違う香りがするの……。

もしかしたら次が本命?
調理師ギルドはフェイクだった?
いま運んでる小袋こそ、賄賂そのもの?
精神の昂ぶりを引き出す〝怪しい粉〟だったりする!?

陥れられたわたしは現行犯逮捕!

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なんとなく不安を抱えたまま詰所へ到達。

「そんな座り方してたら、腰、痛めますの」

受付のギナーデさんへひとこと。
すっぽかす選択肢もあったのに、姿勢がとても悪かったから話し掛けちゃった。
きっと一日中座りっ放しでぐだってるの。せめて座布団とかクッションを敷いた方が良いの。

まあいいや。
もう渡してしまおう。

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火薬!?

そっちのセンがあったか!
武器密売に荷担したわたしは口封じのためドラム缶に詰められ近海の底へ――

危うい妄想を展開し始めたわたしをよそに、ギナーデさんはセブンスセージからの購入の検討に入ってた。
説明を求めたところ、かのお店で扱う商品はすべて「スパイス」と呼ぶのだそう。
なんでまた?

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訳が分からなくなったわたしに、ギナーデさんは全然関係ない、次のお遣いを言い渡した。

「最近リムサ・ロミンサでは、行方不明者が増えておりましてね」

怪しくなかった粉より、よっぽどきな臭い話が出てきたの。
カルヴァランさんに報告したら、すぐにでもそっちの調査を手伝わなきゃ。

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「ふふ、ご苦労さまでした」

商売する上で、元海賊の肩書きは毒にも薬にもなるみたい。それでわたしを仲介人に選んだのか。
すごい。賢い。冒険者の使い道をよく分かってるの。

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他国との国交が重視されるようになり。
メルウィブ提督は時流に合わせて、リムサ・ロミンサを発展させた海賊業の禁止を宣言。
共闘して帝国などの外敵に挑むため「ガラディオン協定」が結ばれたの。

海賊業禁止の例外となったのが、三大海賊「断罪党」「紅血聖女団」「百鬼夜行」。
帝国への襲撃を許可する私掠船免許が発行され、百鬼夜行の頭領カルヴァランさんは略奪した物資で商売を始めた。
……なるほどね!

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子供の頃に海賊に襲われ、自らも海賊となる波乱の運命。
いまが満ち足りてるなら、それはそれでロマンなの。

2023.05.30「案内係のお仕事~姉の場合~」SubQuest

カルヴァランさんのお手伝いの最中に頼まれた別件。
行方不明者のリストを、ゼファー陸門の手前にあるブルワークホールの隊員へお届けするの。

……よくよく考えたら。
こんな深刻な個人情報が詰まったもの、冒険者に託すべきじゃないの!
冒険者の使い所を間違ってるの!

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てなわけで、よろしく。

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イエロージャケットなのに黄色い制服着てないのは、街の入口でもあるこの場所を往来する人々を警戒させないため。
案内をこなしつつ、怪しい人物がいないか、目を光らせてるってわけか。
……なるほどね!

わたしが将来有望かはともかく。
リムサ・ロミンサはなかなか学びがあるの。

2023.05.30「案内係のお仕事~妹の場合~」SubQuest

ブルワークホールの案内係は双子のミコッテ姉妹。
姉のン・デリカさんに行方不明者リストを渡したわたしに、妹のン・タンモさんが話し掛ける。

「ランプの手入れの時間なんですけど、」

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「あなたが届けてくれたイエロージャケットのお達しのせいで、私もしばらく、ここを動けません」

わたしのせいみたいに言わないで欲しい。
妹さんに対する好感度が、ガクンと下がる音がした。

街灯に油を継ぎ足すくらいなら大した手間じゃないし、やるけどさあ。

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ゴール地点はシシプさん! それを先に言って欲しいの! 漁師ギルド! プリン!

嘉然やる気を出すわたし。
けれど、その意気込みはものの数分後に打ち砕かれることとなる。

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ものには適材適所というものがあって、ね?

わたしの身長、86.9cmしかないの、知ってる?

街灯用の油の注ぎ口、身長の2倍以上の位置にあるんだけど?

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深刻なララフェルいじめが始まった。
周りの人々の視線を受けながら、橋の欄干から夜の街灯へよじ登る。
巷を騒がす行方不明事件に荷担する、不審者に間違われても不思議はないの。

油が切れる気配なんて微塵も感じさせないくらいに、眩く輝いてる明かりがむかつく。

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やがて屋内に入り。ついには足場さえ無くなった。最後の7カ所目なんて視界にも入らない。
ジャンプして高いところにある街灯に片手でぶら下がり、片手で油を注ぐ。
バトルよりも重労働な気がしてきた。

なんでこの世界のわたしは空を飛べないんだろう。

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「シシプさんプリン!」

「えっ、あなたがランプに給油してくれたの!?」

ごほうびのプリンはまたもスルーされた。
しかもこのお仕事、ン・タンモさんが面倒になっただけの疑惑が残る。

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さらにはシシプさんとの確執も垣間見えてしまった。

し、心配しなくても大丈夫だから! お仕事は地味かもしれないけれど。
シシプさんも十分、可愛い、よ? 年齢はどうか知らないけれど。

プリンはまた今度でいいですの……。

2023.05.31「サスタシャに挑む者」MainQuest[後編]

わたし個人の苦手意識で、バデロンさんを待たせるのもなんなので。
なにより、人命が懸かってる可能性があるので。
意を決して知らない人とパーティを組み、サスタシャ浸食洞を調査して来たの。

パーティメンバーはこちら。
参加してくれたみんな、ありがとなの!

  • 【Tank】ララフェル♀のガンブレイカー、わたし。
  • 【Healer】ミコッテ♀の白魔道士、Sunami Nana さん。
  • 【Melee.DPS】ララフェル♂の侍、Glaive Gilgamesh さん。
  • 【Magical.DPS】ララフェル♀の巴術士、Usa Mimii さん。

パーティプレイのセオリーとして、タンクにはみんなを先導する役割がある。
腕に自信はあっても、そっち方面はからっきしなわたし。
緊張してて、冒険中の写真撮るの完全に忘れてた……。

なので今回の掲載写真は、後からひとりで再突入した時のものなの。
あしからず。

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突入口は結構な内陸部にあるけど、別の出口が海と繋がってるみたい。
潮の香りは強烈で、視界はたくさんの水棲生物や光る珊瑚で彩られる。
シーフードが好きな人なら、よだれものかも。

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入ってすぐのところにメモが落ちてた。
船長って誰のことだろう?

ちなみにレベルシンクが働いて、わたしのレベルも60→18と大幅ダウン。
苦戦ってほどじゃないけど、すべてのザコ戦闘で足止めを受けた。
パーティプレイに慣れるには、ちょうど良かったの。

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再突入した時は、敵をかき集めて無双乱舞したけどね。
ひとりの方が圧倒的に強い、不思議な世界。

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さっきのメモは船長の趣味嗜好を世に広めるためのものではなく、合い言葉みたいなもの。
三色の珊瑚から正解の「赤」を選び、先を進む。
事前情報にあったクァールもわたしたちの敵じゃなかったの。

イエロージャケットの報告にあったのはここまで。
海賊のペット、クァールの「チョッパー」を倒してなかったから。
秘密の扉の先は未踏の地。

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浸食洞はすっかり改造され、海賊のアジトに成り果ててたの。
冒険者の侵入に慌てふためく海賊の下っ端と、船長マディソン。

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彼らを追い詰めた先は、海に面した地下の港。
エールポートの近海で目撃された不審船はココに出入りしてたっぽい。
……不審船を追跡して、海側から攻略すれば、一瞬で解決した事件なのでは?

なんてことを考えてるうち、船長マディソンが一太刀でなぎ払われたの。
黒幕はサハギン族、鯱牙のデェン。

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わたしたちにも獰猛な牙を剥いた!

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初心者の館で連携を学んだ冒険者たちに死角は無いの!

わたしは学んでないけど。

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怪しい場所を封鎖すれば敵の増援も防げるって習ったの!

わたしは習ってないけど。

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デェン!

※ボスが倒れる効果音。

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パステルさん、ミッション・コンプリート!

報告のため、冒険者ギルドに戻ったら同業者と鉢合わせたの。
洞窟前で出会った4人組のリーダーのように悪態をついたりしない、さわやかな好青年。
ミコッテとララフェルの女の子を連れたルガディンのドールラス・ベアーはわたしを祝福した。

そして、目標を問うたのだった。

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「目標は心の支えとなる。そして、君自身が目を背けない限り、目指すべきものは、そこに在り続ける」

「それは冒険を続けていく上で、きっと君の心の武器に、心の防具になるだろう。お互い、がんばろうな!」

目標。目標か……。
最終目標は元の世界に戻ることだけど、そんなこと人には言えない。
冒険者としての目標なら……。なんだろう? 生きること? プリン?

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事件はリムサ・ロミンサの敵対種族、サハギン族の仕業という結論で幕を下ろした。

「調査は無事終了だな! さすがは噂の冒険者といったところか。助かったぜ」

ふと、気付いたことがある。
少し前までの猜疑心の塊だったわたしなら、バデロンさんやドールラスさんのような人種は真っ先に疑って掛かった。
表は優しい言葉で取り繕って、裏でわたしを陥れようと画策してるに違いないって。

そういう思考回路が無くなったかと聞かれれば〝NO〟だけど、少なくとも緩和されたのは確か。
エオルゼアの民と接して、人々の優しさに触れて、変わりつつあるのかもしれない。

それなら、冒険者「パステル・クレヨン」の目標は――

「どうやら、グリダニアの冒険者ギルドで、冒険者を募集してるらしい」

びくっ。

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追っ手を差し向けられた、抜け忍の気持ち。

2023.06.01「忘れられた攻略手帳」SubQuest

「興味があるなら、声をかけてくれよ」

わたしはバデロンさんから目を逸らせた。
逸らせた先のお姉さんと目が合った。

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「あらまぁ、大変!」

「話を聞くの」

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イ・トルワンさんが言うには、ワストレイドさんというお客さんが忘れ物をした。
追い掛けたいけど見失ったから、あわあわしてたみたい。

こういう時こそ、冒険者の出番なの!

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常連客のカントゥナンさんからワストレイドさんが居そうな場所を聞き出し――

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あっさり見付けたので、使い込まれた手帳を手渡し。

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忘れ物にも気付かないくらい呑んじゃダメなの。

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ワストレイドさんはお礼に同じ手帳(新品)を手渡してきた。
ちょっとした課題を達成することで、ちょっとした報酬が冒険者ギルドからもらえる代物らしい。

そんなものを何個も持ち歩いてるなんて……。
熟練冒険者が新人冒険者を鼓舞するため、小芝居をうったのが見え見えなの。

……ふふっ。
そういう〝騙され〟なら、悪くないかな?

ありがたく受け取るの!

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現時点で気軽にクリア出来る課題は、FATEくらいしかないんだけど!

2023.06.02「古き良き海賊」SubQuest

お届け物の帰り道。ふと、上層の東端にある建物に目が行った。
そこにはバデロンさんの「溺れる海豚亭」とは異なる酒場がある。

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三大海賊のひとつ「紅血聖女団」が根城にしている「永遠の乙女亭」というらしい。
齢を重ねたおばさまたちの園のような気がしたから、立ち去ろうとしたら呼び止められた。

やぶへびだったか。

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話し掛けた相手は海賊団の下っ端で、不機嫌な頭領に参ってるみたい。
いろいろあるよね。あるだろうけど……。

勢いに押されて、とびきり機嫌の悪い頭領に〝ひざまづいて〟挨拶するハメになってしまう。
どうしてこうなった。

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酒場に足を運ぶと、いかにも機嫌の悪そうな女性が。
ローズウェンさんは想像してたより遙かに若かった。

彼女はやはり〝ひざまずく〟ことを要求したので、素直に従ってみる。
下っ端がどれだけ掛かってこようと、どうこうされるわたしじゃないけれど。
戦いを避けられるなら、多少の気恥ずかしさくらいどうということはない。

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テーブルの上からでも誠意は伝わった。

どうやらライバル海賊団の「百鬼夜行」に後れを取って、むしゃくしゃしてるみたい。
百鬼夜行っていうと、この前スパイス運びを手伝ったカルヴァランの海賊団かな。
あの敏腕さんが商売敵となると、かなり手こずるのは想像に難くない。
同じ三大海賊だから思うところもあるんだろうね。

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聞いた話に共感して〝すごくがっかり〟すれば満足するらしい。

自慢じゃ無いけど、がっかりするのは得意。
そんなことくらいで救われる人がいるなら、喜んでがっかりするの。

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上機嫌になったローズウェンさんはさらに細かい事情を語り始めた。

メルウィブ提督から私掠船免許を受けたはいいものの、百鬼夜行の大型船と違って紅血聖女団の船は小型。
遠洋に出て帝国船を襲撃するような派手な略奪が行えず、手をこまねいているらしい。
部下たちもイライラするローズウェンさんに意見することも出来ず、悪循環。

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〝励まして〟欲しそうだったから、励ました。

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小型船の利点。それは小回りの利いた電撃戦。
エオルゼアに接近した帝国船を奇襲する作戦に突破口を見出したローズウェンさんは、ご機嫌になった。
オ・カルカヤからお土産をもらって行けと言う。

誰だっけそれ……。

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酒場へ至る橋のたもとにいた、押しの強い人か。

成り行きだつたけど、お手伝いが出来て良かったの。
海賊団は国家の犬となって動くことに抵抗があるのかと思いきや、案外、状況を楽しんでるみたい。
最後の一角「断罪党」がどう考えてるのか知らないけどね。なんたって名前が怖い。

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2023.06.03 更新
2023.05.24 公開