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ぱすてるくれよん - Final Fantasy XIV Fan Site -

新生編

新生編

日記ログ[004]31日~40日。

2023.06.03「潮香る国際街商通り」SubQuest

リムサ・ロミンサは開放的な街。
面倒な風習は無く、損得勘定を度外視する人情があり、よそ者のわたしに妙な詮索することもない。
もしかしたら蛮族問題とやらが、見えないところで大きな脅威となってるのかもだけど……。

少なくともいまは、好き。わたしは好き。自由な、この街が。
元の世界へ戻る手立てが見付からなかった場合、永住しても良いかもしれない。
あるいは、思い切って海賊稼業に荷担するのも案外楽しいかもしれない。

どうするかは、もうちょっとエオルゼアを見てから考えよう。
わたしを頼りにしてくれる人がいるなら、ひとまず歩き回ってから考えよう。

その前に、街の人の困り事を全部片付けようと思うの。

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具体的には、こう。

下甲板層に困ってる人が5~6人いるっぽいから、片っ端から声を掛けてみる!

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エーテライトのすぐ側にいた、ジャ・ナッシムさんはブルゲール商会の人。
網倉の近くにあるエーデルワイス商会のロンヴルドさんへ届け物をして欲しいとのこと。
なにやらお世話になったお礼の品だそう。

中身が気になるものの、ひとまずお引き受け。

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エーテライトを挟んで反対側にいた、ゴブリン族の〝い~しょうばいにん〟スウィートニクスさん。
エオルゼアでは人間と大きく外観の異なる亜人種でも、街への出入りがあるみたい。
ひとつ前の世界にも似た風貌の種族がいたし、言葉のなまりもひどいけど、悪意は無さそう。

こちらはメルヴァン税関公社のペ・タージャさんへの届け物。
税関公社が苦手だから、代わりに届けて欲しいとのこと。

役所への苦手意識は分からなくもないので、お引き受け。
本人じゃなくても、良いのかな?

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たくさんの商店が立ち並ぶ「国際街商通り」へ。
スヴォズブレートさんが、市場の価格調査をお願いしてきた。
いわゆる覆面調査員ってやつか。

調査結果は街商を抜けたところにいるベーシングさんへ伝えれば良いみたい。
なかなか面白そうなので、こちらもお引き受け。

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ひとりめの調査対象、防具屋を営むアイアンサンダーさん。
……なにこのカッコイイ名前。鉄雷。意味分からないけど。

ナルディク&ヴィメリー社謹製のまっさらな新品を扱ってるとのこと。
商品と価格設定メモメモ。

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続いてのお店は……。
いや違う。この人は調査対象じゃない。
おつかいを同時進行すると、こういうややこしいことになるの!

ドゥドゥザンさん職業や種族で取引相手を差別しない、意欲的な商人。
だけど、断罪党に納品予定のエールの樽が盗まれて困ってた。
リムサ・ロミンサのグランドカンパニーである黒渦団や治安維持組織イエロージャケットに相談出来ないって辺りに、断罪党が面倒な部類の海賊なのだとうかがい知れる。

網倉の辺りで聴きこみして欲しいとお願いされ、お引き受け。
ブルゲール商会のおつかいでも立ち寄る場所だし、後回しにさせてもらおう。

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ふたりめの調査対象、キキルン族の商人キョキョルンさん。
言ってることがよく分からないけど、楽しく商売出来てるなら、なにより。

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最後の調査対象、道具屋のを営むシンエイヒルさん。
覆面調査員だと見抜かれたけど、やましいことはなさそう。

さすが商人は人を見る目があるの。

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おそらくランダムで選ばれた3名3店舗の調査書をのベーシングさんへ提出した。

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現在の市場価格は波風もなく、適正値を保ってるとのこと。
略奪品が流れ込むと市場価格が荒れたりするらしい。
なるほど。勉強になるの。

2023.06.03「筆まめスウィートニクス」SubQuest

国際街商通りを抜けた先のメルヴァン税関公社へ。
召喚士のベースクラスである巴術士の育成を行う場所でもあるの。
巴術の根源にある算術と、税関のお仕事の相性が良いからとかなんとか。

いまいちピンと来ない。
サスタシャ浸食洞でご一緒した、Usa Mimii さんが巴術士だし、機会があったら聞いてみよう。

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スウィートニクスさんからのお届けものなの。

届け物は、輸入品目録。
これが無いと都市外追放の危機にあったらしい。
いつまでも慣れてくれないスウィートニクスさんに、ペ・タージャさんも手を焼いてる様子。

わたしも届け書の類は滞納せず、すぐに持ってくようにするの。

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続けざまに、ペ・タージャさんのお願いごとも聞いてみる。
内容はもちろんメルヴァン税関公社のお仕事関連。

ズバリ脱税絡み。
のらりくらりと滞納してる人物を追い詰めるため、リストが共有されることになったの。
ペ・タージャさん、温和そうな顔してても、やることはやるのね……。お役所を怒らせたら、まじ怖い。

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〝手続きさえ済ませれば大歓迎〟というペ・タージャさんのコメントを伝えたところ。
愛の告白と勘違いしたのか、スウィートニクスさんのテンションが上がったの。

……わたし悪くないよね?
男女間の恋愛とか、よく分からないの。
わたしはなにもシラナイ。なにもミナカッタ。

2023.06.03「関税逃れ包囲網」SubQuest

エーテライトをぐるりと廻って。
イエロージャケットのスンドヒマルさんへメルヴァン税関公社から預かった脱税リストを渡す。

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脱税者は逃げられない!

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次の協力者がいるレストラン「ビスマルク」は通路を登った先だと教えてくれた。
行ったことあるから知ってるのだけど、聞いて無くても教えてくれる優しさがある。

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ラティシャさんへリストを渡す。この人は確か……?
プリンを売って無くて憤慨するわたしに、食い逃げ犯のお仕事を投げ付けて来た店員さんかな!
結局、食い逃げ犯が見付かったのかは分からず仕舞い。あの人相書きじゃあダメかも……。

ともあれ。
リストには脱税してまでレストランで羽振り良く振る舞いそうな人物まで掲載されてるらしい。

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脱税者は逃げられない!

それじゃあ網倉方面へ向かおうかな。

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ちなみに、この地図には①~⑥まで印を付けていたのだけれど。
これまで声を掛けたのは⑤までの5名。実は⑥を付けた人には真っ先に話し掛けていて――

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なんか違う感じだった。これはあれだ。
ガンブレイカーになった時と同じ要領で、踊り子に転職しちゃうやつ。
わたしは日陰者として生きたい勢だから、スポットライトを浴び続ける踊り子は、生き様がまるっきり正反対。

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なのに、うっかり請け負っちゃった!

人気一座の興業かあ。気になるっちゃ気になるけど……。どうしよ。
見に行くだけなら。ひととおりのおつかいが終わったら、見に行くだけ。見に行くだけなの!

2023.06.04「こっそりバッチリ愉快な踊り」SubQuest

昨日の日記の続き!
5つのクエストをまとめて進行してるから、ややこしくてかなわないね!
残りのふたつ、張り切っていくの。

まずは失われたエールの樽について、網倉付近での聞き込みから。

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情報収集した結果。

  • 荷下ろしの最中にエールの樽がアスタリシア号の方へ運ばれるのを見た。
    堂々と持って行ったから盗人には見えなかった。
  • ドゥドゥザンさんの酒樽について〝中身はエールが入っているのか?〟と確認してきた人物がいた。
    千鳥足でだいぶ酒臭かった。
  • 大きな樽を持った人に〝エールによく合う旨い干物を売ってくれ〟と言われた。
    黒い服を着てたから恐らく断罪党の海賊。あんまり関わりたくない。

これはもう海賊が持って行ったと考えて間違いないの。
しかも、関与してるのはもともと納品予定先だった断罪党の海賊。
商品を勝手に持ち出しておきながらしらばっくれて、代金をちょろまかすつもりとか?

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それはそれとして、別クエストも同時進行しなくちゃ。

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ブルゲール商会のジャ・ナッシムさんからエーデルワイス商会のロンヴルドさんへのお届け物。
渡すだけだからあっさり完了したの。

ふたつの商会は単なる商売敵じゃなくて、それぞれの長所を相互活用する間柄ってことかな?

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……ふう。気が重い。

あれが海賊団「断罪党」が根城にしてるアスタリシア号なの。
荒事になるのも想定に入れて、突入するかな……。

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「ごめんくださ~い。エールの樽を探してますの~」

掃除中の下っ端さんに話し掛けるも、反応無し。
ノルマでもあるのか、一心不乱に床掃除してる。

気にせず上がり込むことにした。

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いかにも体育会系の海賊が筋トレしてる。
用事が無ければ、絶対に関わりたくない人種。

ぐだってるうちに日が暮れたので、覚悟を決めて海賊の群れのど真ん中に躍り込んだ。

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「……ヒック。今、ダンス対決が盛り上がってるんら~! 用事なら、後にしてくれ~!」

お言葉ですが……。
半日見守ってても、ダンスバトルの終わる気配が無かったものでして!

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隣人の気も知らず、盛り上がる皆様をご覧ください。
これが〝リア充〟っていう人種なの!

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しまいには、聞いてもいないのに酔っ払いのひとりがダンスの起源を語り始める始末。

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あまつさえ、ついにはわたしも踊りに加わらざるを得なくなった。

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フィーバー!

ただでさえ少なくない黒歴史が増えた。

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現在進行形で消費中と思しき、エールの樽の入手経路を漏らす下っ端海賊。

ああ。やっぱり。……って感想。
断罪党とは二度と関わり合いになりたくないの。

仲良くなれればマブダチになれる人種なんだろうけどね。

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怒号一閃ムーンスケートさん。
海賊相手にも商売してくれる貴重な商人ドゥドゥザンさんへの非礼に、怒り心頭の様子。
てっきり構成員のひとりだと思ってたら、海賊団のお頭だった。

なお、お頭なのにダンスバトルには負けた模様。

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お頭は代金をわたしに預け〝チョロまかしたら海に沈める〟と脅した。

もちろんそんなことしないよ?
人道に反するようなこと、しないけれど。
本当に簀巻きにされるのか試してみたい気も!

好奇心は妖精をも殺すので、預かった代金は、素直にドゥドゥザンさんへ渡した。

2023.06.04「商会から商会へ」SubQuest

最後にブルゲール商会へ届け物の完了を報告して、一連のクエストはコンプリート!

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ちなみに、お届けの中身は「ウォルナットブレッド」「ジンジャークッキー」「ビスマルク風エッグサンド」だったの。
ごく普通の〝つまらないものですが……〟的な贈り物だった!

ブルゲール商会は食料の扱いが得意な反面、エーデルワイス商会のような荒事が苦手みたい。
なので傭兵とか用心棒的な依頼が両者の間で発生したんだと思う。詳しいことは分からないけれど。

エーデルワイス商会の入口を守るロンヴルドさん、明らかに〝戦闘員として使えそうか〟品定めしてたもん。あたしを。
いつかお世話になる日が来るかもしれないし、来ないのかもしれない。

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クエスト達成報酬として、あの「ステップダンス」がいつでも踊れるように!

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踊りとはしばらく距離を置きたいので、踊り子への道は自ら閉ざすの。

2023.06.05「求められる者」SubQuest

名残惜しいけれど、リムサ・ロミンサから旅立とう。
逆境の地、グリダニアへ戻らなくてはならない。

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心でどんなに抗えど、デジョン一発で簡単に戻れてしまう。

彼の地でまたわたしは祭り上げられ、余計な気苦労を――

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「あら、見かけない顔ね」

ファッ!?

デジョンしたつもりで、時空跳躍の魔法でも使っちゃったんだろうか。
カヌ・エ様に認められ、お祭りの主役まで努め、時の人となったのに……。
ベルナデットさんはわたしをまったく知らないみたいだった。

……いや。これでいい。
目立たず。害さず。毒にも薬にもならず。わたしが求めてたのはこれなんだから。

神勇隊に行ってシャンステゥルさんの話を聞けばいいのね? 分かったの!

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「む、君は冒険者か?」

なんという新鮮な扱い!
ベルナデットさんだけが例外の可能性もあったけど、シャンステゥルさんもわたしを知らない系!
話を聞くだけでお金までもらえたし! グリダニアへ帰って来て良かったの!

テンション上がる!

「ひとたび冒険者としてグリダニアを訪れたのであれば、相応の活躍を期待している」

どうぞどうぞ。
名声が広まらない系のお仕事なら、どんと来いですの!

2023.06.05「彼女の要望」SubQuest

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神勇隊のシャンステゥルさんはお手伝いさんを求めていた。
詳しく聞くと、フォレストファンガーなる魔物を6匹ほど討伐して欲しいとのこと。
キノコみたいなやつを、中央森林を出てすぐのところ、バノック練兵場までの間で見たことあるの。

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狩りに出る前に、弓術師ギルドの中へ。
ちらちらとこちらの様子を窺っていたミコッテさんへ話し掛け。
フ・ミバスさんはなにかを頼みたそうな目をしていたの。

商店街の木陰の東屋にいるパーネルさんへ、封書を届けて欲しいみたい。
つい最近、リムサ・ロミンサでやったようなお仕事なの。
もちろんそれくらいなら余裕で引き受ける!

けど、なんでそれをわたしに?

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「だってホラ、グリダニアの人ってなんていうか……」

「無愛想だし、融通が利かないから直接話すと面倒くさいじゃない」

分かる~! 分かりすぎる! まさかわたしの心の鏡!? それじゃあ行って来るの!

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喰らえ! 封書爆弾! ど~ん!

封書の中身は商店街への品揃えの要望書。
うん。パーネルさんの言う通り、直接言った方が早い系だ。

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「どうも、他都市からいらした冒険者の方は、我々グリダニアの人が苦手なようです」

「愛想が足りないのでしょうか……それとも、親しさ……?」

「見慣れない方を受け入れるのに、なかなか慣れなくて。もっと頑張らないといけませんね」

なんだ。ちゃんと分かってるの。
受付っていう、人との関わりが避けられない部署だからかも。
お互いの歩み寄りが実現する日は、案外すぐ近くまで来てるかもしれない。

2023.06.05「一挙両得」SubQuest

んで。
パーネルさんとわたしが話してる時に、フ・ミバスさんのようにちらちら視線を送って来るおまえ。
グリダニアの人のくせに、商店街の顔役のくせに、なんか用ですの?

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おまえだああああ!
以前、やたらと態度が大きかったわりに、大したこと教えてくれなかったおまえなの!

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「冒険者の割に、暇そうな顔をしておるな」

暇そうなのはおまえだああああ!

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なにが一挙両得!
断る権利をよこせええええ!

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雑貨屋のアラリックさんとこで、丈夫な荒縄!

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道具屋のアドミランダさんとこで、蜜蝋の保革油!

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開店準備中のガースシドさんとこで、骨製の穂先!

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「持って来てやったの!」

「配達、ご苦労だった。貴様も、パルセモントレ殿の手腕を見習い精進したまえよ」

まんまと利用されたああああ!

2023.06.05「異変の胞子」SubQuest

クエストは連鎖する。

パルセモントレさんに利用されたわたしは、槍術士ギルドのセイングレドさんへ荷物を届けた。
そこで、猫の手も借りたそうに周囲を見回している人物を発見したの。
鬼哭隊の人かな? ボアズロンさん。

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今度はモンスター退治の依頼。
野生のスクウィレルが夜な夜な槍術士ギルドの柱をかじるからなんとかして欲しいというもの。
それはそれは、とても難儀なことで……。

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スクウィレルはこんなの。
直訳すると「リス」って意味だから、もっと可愛いの想像してた。
けど、これなら容赦なく倒せる! 目標数は6匹!

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一閃!

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一瞬!

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忘れ掛けてたけど、キノコも!

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スクウィレルとフォレストファンガーどっちも街から中央森林へ出てすぐのところに密集・密生してる。
ふたつ合わせて3分掛からなかったと思う。

冒険者は気軽な商売なの!
これならずっと続けて行けそう!

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〝覚悟〟とまで言われると困る。

2023.06.05「縁の下の厄介者」SubQuest

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弓術士ギルドにもちゃんと立ち寄って、キノコ狩りのご報告。
こちらでも使える冒険者として認識してくれた模様。

弓術士ギルド併設、神勇隊トップのリュウィン隊長にはとっくに認めてもらってるけどね!

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それはそれとして。
使えない冒険者の末路、気になる……。

2023.06.06「森都で待つ仕事」MainQuest

ちょっと話をさかのぼるの。

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「どうやら、グリダニアの冒険者ギルドで、冒険者を募集してるらしい」

という話をバデロンさんから聞きつけたわたしは、現実逃避してた。
だって絶対、ミューヌさんからの依頼だもん。

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当然のように予想は的中していて。

けどまあ、こちらへ戻ってから少しだけやったおつかいでもよく分かった……。
グリダニアの人がコミュ障だってことは!
よく分からない人を遠ざけ、あまり興味も持たない傾向なわけだ。

かくいうわたしも人のことは言えないから、余計に痛感出来るんだけども。

お陰様でわたしの人間不信も少しだけ改善されてる気がするし、頑張ってみよう。

明日から。

2023.06.07「タムタラの仄暗い底で」MainQuest[前編]

ミューヌさんを経由したものの、依頼の出処は神勇隊だった。
冒険者ギルドへリュウィン隊長が駆け付ける。

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「おお、誰かと思えば! クレヨンではないか!」

「……? ああ。はい。そうですの!」

パステルで呼ばれることが多いから、クレヨンって呼ばれると反応が遅れちゃう。
ただでさえ偽名なんだもん。

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依頼内容は、掃討作戦。
行き先は、タムタラの墓所。

墓所。お墓。お化け。
十中八九、何度か近くを通り過ぎてる、あそこだろう。
いつか訪れるハメになるだろうと予感してたけど、今日だったか……。

件の墓所は遙か大昔の地下都市「ゲルモラ」時代に築かれた遺跡だという。
現在もグリダニアの民が利用するものの、カルト宗教団体「最後の群民」が出入りしてるとの報告あり。
本来ならば神勇隊が排除に当たるが、霊災で腕利きの隊士が減り、イクサル族への警戒も怠れない。

はあ……。

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分かったの! わたしが行くの! 見て来てあげるの!

……おばけ嫌いなのになあ……。

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現場には調査と討伐を請け負った冒険者パーティがほかにもいた。
わたしは即席パーティを組む予定だけれど、固定パーティを見ると、憧れと諦めの感情が綯い交ぜになる。

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ひとつめのパーティは、溺れる海豚亭で遭遇した、ドールラスさんほか向上心あふれる2名。

いかにもな陽キャ集団による仲良し三人組なの。
ぜひともこのまま歴史に名を残す冒険者パーティに成り上がって欲しい。
なんならわたしも陰で手伝うから。

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もうひとつのパーティは、サスタシャ浸食洞の前で遭遇した、アリアヌさんとそのおじいちゃん。

暴走して体力を使い果たしたイジルドールおじいちゃんを、孫娘が介抱してる。
危なっかしいけれど、身の程を弁えてる限りは、なにかあっても大事に至らないの。
安心して見守っていられる。

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警備そのものは鬼哭隊の管轄なのかな。
冒険者が入れるのは特例として、普段はお墓参りにも相応の手続きが必要なのかも。

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神勇隊隊士から依頼内容の確認も兼ねて、最後の群民についてのおさらいがあった。

まず、彼らは存在自体が悪とみなされてる。
さすがにそれはどうかと思ったけど、活動内容を聞いて、わたしは閉口した。

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最後の群民は第六星暦末期に生まれた、終末思想を掲げる集団。
第七霊災を引き起こした衛星「ダラガブ」を救世神と崇めており、その降臨を待ち望んでいた。
しかしながら、カルテノーの戦いのさなか、衛星ダラガブは砕け散ってしまう。

救世神の降臨を「愚民ども」や「光の戦士たち」が邪魔したのだと、彼らは復讐に乗り出した。

これは……。
真相を知らぬまま思い込みと行動力で信仰心を暴走させた最悪のパターン。
正義は自分たちにあるとして、彼らの子孫にも教えが伝播する。
信者をひとり残らず根絶やしにしないとダメなやつなの。

わたしは闘志をたぎらせた。

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お化けとの戦いじゃないなら、負ける気がしない!

2023.06.07「タムタラの仄暗い底で」MainQuest[後編]

シャキーン。

パーティメンバーはこちら。
参加してくれたみんな、ありがとなの!

  • 【Tank】ララフェル♀のガンブレイカー、わたし。
  • 【Healer】ララフェル♀の賢者、Yuuki Pmk さん。
  • 【Physical.DPS】ヒューラン♂の吟遊詩人、Minaton Wisp さん。
  • 【Magical.DPS】ララフェル♀の巴術士、Usa Mimii さん。

行ってみようか。

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邪教の討滅へ!

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墓所であり地下遺跡でもあるタムタラは、あちこちに亀裂が入り、通路が崩落していた。
狂信者だけでなく、迷い込んだモンスターも片っ端から襲って来る。

なんらかの儀式が行われているのを邪魔する形で、わたしたちは祭壇を壊して回った。

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最初は4本あった光の束をひとつずつ削っていく。
悪しき者へ供給されようとしている、エーテルの流れを断ち切るため。

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残念ながら、阻止は適わず。
侵入を阻む結界で抵抗され、狂信者みずからも生贄となり、ついに儀式は完成をみた。

古の王の骸に、第十三……。もとい。
ヴォイド世界の妖異が宿る形で絶対王が顕現したの。

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絶対王ガルヴァンスは気味悪いのひと言。
儀式が不完全だったのか、〝絶対〟というほどの強さじゃ無かったのは救いか。

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パステルさん、ミッション・コンプリート!

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墓所を出てもなお薄暗い森を歩き――
グリダニアの冒険者ギルド、カーラインカフェへわたしは帰還した。

待っていたのは柄にも無くハイテンションに祝福するミューヌさんと、ある冒険者パーティの訃報。
墓所の入口にいなかったから、突っ走ったんだろうと予想してはいたけれど。

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信頼や連携の欠如が招いた不幸。

そのように、文字にするのはたやすい。
結局のところは確率の問題でしかないのだ。

彼らは運が悪かったから、バッドエンドへ辿り着いた。

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わたしには生き残った3人の前途を想像することしか出来ない。
〝前途を祝福する〟のがセオリーだろうけど、そんな烏滸がましい行いはもってのほか。

駆け出し時点で請けた洗礼を、経験を、活かすか殺すか。

わたしは、殺した。
名前とともに、葬った。

元の世界へ戻るための足掛かりとなる「幻術」を捨てられ無かったのだから、中途半端と言わざるを得ないが。

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次は行き先は、ウルダハかな?

グリダニアにいるとすぐに気持ちが沈んじゃうのは、どこか故郷に似てるせいかもしれない。

こんなんじゃダメダメ。
切り替えていくの!

2023.06.08「小さな預かり物」SubQuest

そういえば。
ちょっと前にミューヌさんはこんなことを言っていた。

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お祭りが過ぎて、リムサ・ロミンサで数日過ごしたら、さっぱり存在を忘れ去られていたわたし。
少なくともお偉いさんたちは覚えててくれたし、それで仕事は出来るからいいんだけども。

……でも、街の人もちょっとくらい覚えてる人がいてもいいよね!?
さすがに寂しい。

例えばミューヌさんのカウンター前で、いつも駄弁ってる冒険者四人組はどうだろう。

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この人たち。

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ダメだった。

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それどころか受けた依頼を〝面倒だから〟って理由で押し付けて来る始末。
セレスティーヌ、こいつダメダメなの。

なんだかんだ引き受けて、わたしは一路バノック練兵所へ。

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「ああ、確かにこれは私が頼んでいた品だ。君が依頼を引き受けてくれたんだな」

「そういうことにしてくれて構わないの」

2023.06.08「新兵教育の悩み」SubQuest

ダメダメ冒険者セレスティーヌの代わりに、バノック練兵所を訪れたわたし。
食料のお届け先、ツブ・カマゾンさんはわたしになにかを頼みたそうにしている。

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集合時間になっても現れない新兵三名を探してくるのね。了解。
あ~あ。可哀想。これはこっぴどく怒られるやつなの。

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ひとりめ。

違った。
ヴァルランさんはただ瞑想してるだけだったの。イメージトレーニングってやつかも。
邪魔しちゃって、ごめんなさいの。

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今度こそ、ひとりめ。

ヴァルランさんの真似事してたっぽい。

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ふたりめ。

のほほんと川の水面を眺めてた。

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ラスト。

寝てた。

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わたしがいるところでツブ・カマゾンさんの雷が落ちることはなかったけれど。
寝てた人以外は滅茶苦茶慌ててたから、きっといまごろ地獄のしごきを……。

くわばらくわばら。

2023.06.08「弓兵の教材調達」SubQuest

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「仕事を探しているなら、俺の依頼を受けないか?」

「わたしが仕事を探してるんじゃなくて、仕事がわたしを探してるの」

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……ボッグヤーゾン?

なんかどこかで聞いた覚えがあるの。
あまり思い出したくない類のモンスター。

川辺に工具を探しに行った時、たくさん見掛けた――

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やっぱこれか。4匹かあ。はあ……。もうっ!

スチャ(剣を抜く音)。

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これがどう新兵教育の役に立つのか知らないけど、喜んでくれるなら良かったの。

お化けも嫌いだけど、昆虫も嫌い。
げんなり憔悴したわたしはモルランさんに背を向け、グリダニアへ戻った。

2023.06.09「ツリースピーク厩舎の金具」SubQuest

カーラインカフェに戻って来たの。
冒険者四人組の、ほかのメンバーにも話し掛けてみよう。

次はわたしのこと知ってるかな?

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ララフェルのタタソサさんは食事中のトラブルで忙しかったの。
カフェの食事に異物に混じっていたのかと思えば、自分で拾った木の実らしい。

持ち込みの食料で長時間居座るのはノーマナーな気が。

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異物はなんらかの金具。
拾った場所から考えて、ツリースピーク厩舎で使っている備品じゃないかという。
でもって、お腹が一杯で動けないからと、わたしにおつかいを押し付けて来た。

この冒険者パーティやる気なさ過ぎ!

タタソサさんは経路を丁寧に説明してくれただけ、投げっぱなしのセレスティーヌさんよりマシかも。
いや、そういう問題じゃない。

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街の黄蛇門にて紹介された人物に話し掛ける。
バルナボンタンさんの名前がわたしのツボに入って、説明が頭に入って来ない事案が発生。

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なにげに黄蛇門を抜けて北部森林へ出るのは初めて。
中央森林よりずっと明るいし、視界も開けてる。わりと好きかも。

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ツリースピーク厩舎のボドワインさんは、チョコボのくつわの留め具を無くして困ってた。
なんでも、1羽1羽にぴったり合ったくつわをつくってるらしく、留め具1個の紛失だけでも一大事らしい。

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ベタベタしててごめんなさいの。
せめて洗ってから持ってくれば良かったかもしれない。

2023.06.09「チョコボ訓練の障害」SubQuest

冒険者を見掛けたら依頼を持ち掛けろ。
やはりそんな決まりがあるのかもしれない。

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若いチョコボの騎乗訓練中、マイトリングに驚いて調教師を振り落とす事故があるみたい。
そうならないよう、6匹ほど退治して来て欲しいとのこと。

わたしが言うのもなんだけど、厩舎の周辺をガードしてるお抱え警備兵のノルマにしたら?
そしたら冒険者にお金払わずとも済むのに……。

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中央森林のベーンマイトの子供なのかな?
……って一瞬思ったけど、あっちはサソリでこっちはクモ?

サソリかクモかは分からないけど、どっちも〝マイト〟だし同一種なのかな。
モンスターなんだから、合いの子みたいなのがいてもおかしくないか。

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それはそれとして、討伐報酬はマウントチョコボでお願いするの。

2023.06.09「監視哨への差し入れ」SubQuest

当然のように、マウントチョコボはもらえなかった。
なんならお金払ってでも欲しいのに、案内さえしてもらえない。

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腕のたつ冒険者だと思うならチョコボくださいの!

なのになのに!
クモだかサソリだかの次は、アブラムシ!

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ぼどわいんさんにいわれたところをさがしてたてんとうむしがでてきたのでころしました。

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子供の作文みたいな感想しか出て来ないの。
レディバグにとってアブラムシはご馳走っぽいけれど、わたしにとってはストレスの対象でしかない。

うう~。べたべたして気持ち悪い。

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「はい! 持って来ましたの! アブラムシ!」

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エ・タッタ監視哨のグイスリットさんが言うには、武器の手入れに最適らしい。

つまり、これを潰して武器に塗りつけてるってことか……。
このべたべたする虫をたくさん備蓄してるってことか……。
いま背中に背負ってる長槍にも……。

2023.06.10「イクサル族斥候を排除せよ」SubQuest

アブラムシ大好きグイスリットさんからも依頼が。

内容はイクサル族の退治。
斥候部隊が近くで張ってて鬱陶しいから、懲らしめて欲しいとのこと。

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相手はこっちの様子を窺ってるのだから、下手に〝懲らしめて〟も警戒させるだけ。
強敵を連れて来ちゃう可能性がある。
……となると、戦力情報を与えないよう息の根を止めるのが上策。
だけどもし、それが火種になって種族間の抗争に発展したらどうする?

なんて面倒なことは偉い人に考えてもらおう。

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イクサル族の兵士にはそれぞれ役割があるらしく、別の名前で呼ばれてるみたい。
3ジョブを2匹ずつで6匹。

覚えられないから、十匹くらい適当に狩って来るの!

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「イクサルのみんな元気してる~?」

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「遊ぼう遊ぼう!」

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「騙して悪いが仕事なんでな」

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「イクサル族どもの討伐を終えたか。よくやってくれた!」

言われた通り、ぶっ殺して来ましたの!
斥候部隊のイクサル全員!

仕返しがあるかもだから、スウェシーナ隊長とかいうのに軍備増強を願うといいの。

2023.06.10「汚れた道しるべの清掃」SubQuest

運動してお腹が減ったところへいい匂いが。

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キャンプ場の焚き火で煮込まれてるシチューって、なんであんなに美味しそうなんだろう。
もの欲しそうに眺めてたら、仕事を依頼された。

道標のお掃除という、誰でも出来るもの。
誰でも出来るからこそ誰もやりたがらない地味な仕事を、わたしが完璧にこなしてみせる。
運動後の運動を終えてからシチューにありつくのも悪くない。

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報告場所はここじゃなくてツリースピーク厩舎へ出戻りぽい。
たちまち湧いて来る、シチューがもらえない疑惑。
いやいや。そんな滅相も無い。
ツリースピーク厩舎へ熱々のやつを届けてくれるんだよね?

わたし、ポールモンさんを信じてるから。

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丘陵を駆け下りる!

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掃除! 掃除! 拭き掃除!

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あれも掃除だ! 急げ! 行け!

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熱々のシチューはおろか、マウントチョコボ1羽さえもらえなかった。

虫の卵まみれの雑巾は厩舎のゴミ箱に捨てとくの。
ここで孵化しないことを祈っておくの。

2023.06.10「砂都で待つ仕事」MainQuest

道しるべの掃除に「蜂漬けの毒酒」を使うべきか、悩める乙女キ・ジャワナさん。

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乙女いわく。
北へ進んだところにあるハーストミルという集落のアメットおばさんが――

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スッ。

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あっぶない!

いつの間にか、また壮絶なおつかいスパイラルに巻き込まれてたの!
カーラインカフェの冒険者四人組の話に、ちょっとばかし耳を傾けたばかりに!

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ミューヌさんから次の目的地を聞き出したわたしは、ウルダハへ!

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行き先は冒険者の宿屋「クイックサンド」。

この場所には覚えがあるの。

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変わらずラドヴァンさんはソードブレイカーの仕事にありつけず。
ソフィーさんはヒマを持て余してた。

かくいうわたしもまったくレベルが上がってないので、そそくさと退散。
取り敢えず元気そうでなによりなの。

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そして目的の人物に話し掛けたら、久しぶりの展開が待っていた。

わたしと初めて会話したモモディさんは、わたしを見てすぐに「冒険者パステル」と見抜いた。
冒険者ギルドを任されるくらいだからたくさんの冒険者を見て来ただろうし、当たり前なのかもしれない。

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やっぱりミューヌさんが興奮するのってレアケースなのね。
そう聞くと、ちょっと特別感があるの。

とりあえず依頼人が現れるまで、ここで待つことになった。

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ちなみにモモディさんは踏み台愛用。
好感が持てるの。

2023.06.11「カッパーベルで消える夢」MainQuest[前編]

モモディさんと談話しながら待つことしばし。

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「……そろそろ依頼主がやって来る時間ね」

長年冒険者ギルドで働いて来た経験か。
それとも熟練の女の勘か。

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「やれやれ、今日も暑いな。いつものを一杯もらえんか」

まさにぴったりのタイミングで依頼人が現れたの。
元銀冑団のパパシャンさんが。

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銀冑団はウルダハに3系統存在する兵団のひとつ。
いつものように軽く解説するの。

  • 銀冑団:王家の近衛兵団。いろいろあって信用が地に落ちている。
  • 銅刃団:政治への発言権が強い砂蠍衆がお金で雇った傭兵団。当然、忠誠心は低い。
  • 鉄灯団:アマジナ鉱山社の私設傭兵団。契約社員という名の傭兵団。

銀冑団の信用が失墜したのは先代王の早逝や、聖剣の喪失などの事故がメインみたいだけれど。
はっきり言って似たり寄ったり。どれもこれもイマイチ頼りにならない。
う~ん。これは……。

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依頼の内容は、以下。
パパシャンさんがアマジナ鉱山社の知人から頼まれた、物騒なもの。

ウルダハ近郊のカッパーベル銅山で再開発中の最下層から巨人族が現れ、暴れている。
巨人というのは300年前に栄えたソーン朝ウルダハ時代に封印されたヘカトンケイレス族。
当時のウルダハ人は呪術をこめた金属冑を巨人にかぶせて操り、怪力の鉱夫として酷使していた。

不完全な呪術だったのか、巨人が反乱を起こす事件が発生。
岩盤を崩落させ、閉じ込めることで鎮圧したという。

それから数百年の年月が過ぎ――
霊災の復興特需に対応するため、深層の採掘が決定。
ヘカトンケイレス族を封じていた岩盤を誤って壊してしまい、いまに至る。

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「彼らにしてみれば、300年越しの反乱なのね。過去からの反乱……何だか浪漫あふれる話だわ!」

文字面だけ見ればそうかもしれない。

これって悪いのは最初から最後まで人間じゃない?
だからって暴れる巨人に黙って蹂躙されろとまでは言わないけれど……。
巨人は倒されるしかないの?

わたしの心は激しく揺さぶられた。
どちらかというと、わたしの出自は人間側よりも巨人側に近いからだ。

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勢いに押されて引き受けちゃったけど、なんだかモヤモヤするの。

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現在を生きるものを救うためなら、過去を犠牲にしなくちゃならない。
それが正義なのだとしたら、遙か遠くの別世界から旅して来たわたしは、どちらの味方をすればいいのだろう。

「これだから人間は信用ならないの!」

……なんて無責任に騒いでいた頃が、早くも懐かしい。
あの頃なら、即座に巨人の味方をしたはずなのに……。

落ち着かない気持ちを引きずったまま現地へ。

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「おお、こんなに早く来てもらえるとは!」

鉄灯団の衛士は快く迎えてくれた。
けど、これって多分、事件が早々に解決すれば会社の損失が軽微で済むからだよね。

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……やる、か。

2023.06.11「カッパーベルで消える夢」MainQuest[中編]

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カッパーベル銅山にはひとりで突入した。
テンション低いままじゃ、パーティメンバーに迷惑掛けるだろうから。

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黙々と。ただ黙々と進む。
銅山に棲み着いたモンスターを狩りながら。

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足下も覚束ない暗闇の中。
岩盤をぶち抜いて現れたモンスターをサンダーバレットで葬る。
それがヘカトンケイレス族だと気付きもせずに……。

これで良かったのかもしれない。
晴れてわたしは〝人間側〟になれたのだから。

深層に封じ込められたはずのヘカトンケイレス族と、比較的浅い層で遭遇。
いずれ地上に出て来れば、人間にとっての脅威になると判断。
早急な殲滅を優先すべし――

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底の見えない奈落に吸い込まれそうになる。

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どんなに落ち込んだ気分でも、突破する喜びを感じてしまう冒険者気質が嫌になる。

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疲れちゃったよね。

おやすみなさい。

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誰もあなたを呼んでないの。
300年が過ぎ去ったこの時代では。

ぶつけ何処の無い怒りは、わたしが全部受け止めるから――

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トドメ……。さすね。

おやすみなさい。

身体はどこも痛くないのに、胸ばかりが痛む。

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パステルさん、ミッション・コンプリート!

なんだか笑えてきちゃう。

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地上へ帰還したら、鉄灯団の態度がさっきと全然違った。
やっぱりあの笑顔はビジネススマイルだったんだね。

だったらわたしも、声を大にして言うよ。

「これだから人間は信用ならないの!」

2023.06.12「情報屋の依頼」SubQuest

気分が晴れないままクイックサンドへ戻る気にもなれず。
わたしはウルダハのナル回廊で、ぼ~っと佇んでいた。

すると――

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「よォ、冒険者」

声の主は情報屋を名乗るワイモンドさん。
子供にでも出来る仕事を引き受けないかというお誘いだった。

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封書を格闘士ギルドのヨシアスさんへ届けるだけなら、確かに難しさも危険さも無い。
誰にでも出来る仕事を敢えて冒険者に振るってことは、憂いを漂わせたララフェルを気に掛けたのかも?
もちろん、親切心ではなく単なる気まぐれ、わたしが自意識過剰なだけって可能性もある。

いずれにせよ、余計なことばかり考えて深みにハマりそうなわたしには渡りに船。
ウルダハの街を舞台に気晴らしおつかいフィーバーと洒落込むの!

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無記名なら、紛失時に対象へ届けられてしまう心配は無い。
それを無関係のわたしが運ぶのだから、情報が盗まれる可能性も極めて低い。
書かれている文面も当事者同士でしか分からない、端的なものだろう。

情報屋の情報伝達ってこんな感じするんだって感心した。
もちろん、ほかにも数多の手段があるんだろうけどね。

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でもまさか、ウルダハ一の情報屋だったとは……。
なんかあったらわたしも依頼してみよう。

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格闘士ギルドでは護衛の仕事も行っていて、新しい依頼人の身辺調査をワイモンドさんへお願いしたみたい。
成功報酬を払えないなら、護衛するだけ働き損だもんね。
徹頭徹尾、商業の街ウルダハらしい依頼だったの。

2023.06.12「金の行方」SubQuest

せっかく訪れたのだからと、格闘士ギルドを見回してたら、柄の悪い男性と目が合った。
そして、当然のようにおつかいを申しつけられた。なんでだろう。

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傭兵仕事をした相手の支払い能力が低いとこうなる、という実例をいきなり見せられたの。
ゲルターさんとディディラタさんの関係は、傭兵と雇用主じゃないかもしれないけど、似たようなものだろう。

ともあれ。
ゲルターさんが直接出向くと障害沙汰になりかねないと、わたしに声が掛かった次第。
当事者以外が借金返済を急かしても、効果は薄いと思うけどね。

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格闘士ギルドを出たところで、ジャジャクタさんに声を掛けられた。
借金相手自ら出頭したのかと思えば違うし。ララフェルの名前、似すぎ問題。
わたしの「パステル・クレヨン」の方が分かりやすいの。

格闘士ギルドからグローブや胸当ての大量発注を受けたから、材料になる革が欲しいんだって。
OKOK。あとでまとめて狩って来るの。

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ディディラタさんは普通に小心者のヘタレだった。
加えるなら、甲斐性なし。働いてお金を稼ぐタイプじゃなさそう。
ゲルターさんは金貸しの中でもまだ良心的な気がするけど、相手によっては臓物抜かれてたの。

どこで拾ったのかも分からない指輪を売却して凌ごうと思ってる辺り、救いようが無い。
いちおう指定された買い取り相手に届けるけど、わたしは値上げ交渉とかしないよ?

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アルダネス聖櫃堂のママネさんからは案の定、無価値との返答。
なにがどう〝ニセモノ〟なのか明言しないあたり、これもまた怪しい。

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ディディラタさんが自分で売却に行けば、もうちょっとなんとかなったかもしれないのにね。
たぶん、僅かながら価値はあったんだろうけど、ママネさんの手数料になったの。

2023.06.12「ある恐妻家の悲劇」SubQuest

呪術士ギルドにて。

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マーモットの鮮血を5つ。つまりマーモットを5匹。
ザナラーン原生物図鑑を編纂したいという受付のエラスムスさんから討伐依頼を受け、アルダネス聖櫃堂を後に――

する直前くらいから金切り声が聞こえて来たの。

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ヒヒトおばさまいわく、ナル神へのお布施代が馬鹿にならないみたい。
ナル神と対を成すザル神の御許、アルダネス聖櫃堂前で叫んでも良い内容かはともかく。
ついでに聞こえたパーティ用のドレスや美容やグルメ、ペットのピーちゃんのエサ代は関係ない気も。

すべては旦那の稼ぎが少ないせい。
さてはディディラタさんみたいなニートなのかも。

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旦那のボボニマさんは普通に働き者だった。コロセウム前で客寄せしてる。
つまり奥さんのヒヒトさんが湯水のようにお金を使うせいみたい。
しかも、かなり奥さんを恐れてた。

ちょっと、ううん、かなり可哀想だからお仕事を手伝ってあげるの。

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赤丸急上昇中の人気剣闘士フランツのポスターを貼り貼り。

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きっとあのおばさまもかつては旦那に優しかったんだろうと思うと。
まさしく結婚は人生の墓場って感じなの。

ウォルカンさんが同情してたから、お給料増えるといいね……。
けどそれも、全部奥さんが持ってくんだろうね……。

2023.06.12「新米剣術士のお願い」SubQuest

剣術士ギルドにて。

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レディバグを4匹。……うん。

わたしが想像するよりも遙かに忙しいのかもしれないけれど。
剣術士ギルドなら、自分たちで街の外へ討伐に行こう?

街の外へ行くのを面倒くさがり、所属剣術士がなにをしているのかというと――

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自分磨きしてた。

コロセウムデビューを控えた超大物ルーキー(自称)ザザリックさんの依頼は装備調達。
華々しいデビューを飾るカッコいいサークレットの注文をして来て欲しいんだって。
いやほんとマジでなんなの。自分で行きなよ!

剣術師ギルドの評価ダダ下がり。

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けど、行って来た。わたしも甘い。

彫金師ギルド受付のジェマイムさんが言うには、宝石のガーネットが足りないらしい。
てことは、次は採掘師ギルドか……。

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お酒を呑んでご機嫌だったクルックド・ハフトさんはたちまち不機嫌になったの。
そりゃあね。

「依頼された仕事はキッチリ済ますぜ。剣闘士も採掘師も実力が第一だからな!」

それでもハフトさんはガーネットの調達に応じてくれた。
形から入ろうとするどこぞの剣術士さんと違って、一流のプロって感じ!

2023.06.12「愛しのイエロー・ムーンちゃん」SubQuest

採掘師ギルドを後にしたわたしはザル回廊を北へ。
なんだかんだで、ウルダハの主要ギルドをほとんど見回った気がするの。
残るは裁縫師ギルドと錬金術ギルドくらいじゃないかな。

その裁縫師ギルド前でおろおろするルガディンの男性と遭遇。
ビター・スノーさんはデートのお相手イエロー・ムーンさんに二時間の待ちぼうけを喰らってた。
お気の毒すぎる。

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オシャレじゃないからフラれたんじゃないかと危惧するスノーさん。
すれ違わないようここで待っているようなだめすかし、イエロー・ムーンさんの自宅がある裁縫師ギルド方面へ。

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彼女は彼女でダサい格好で嫌われたらどうしようって、衣装選びにハマってた……。

バカップルだ!
バカップルがいるの!
心配して損したああああ!

2023.06.12「流行色は夢の彩り」SubQuest

裁縫師ギルドはとても賑わっていた。
彫金師ギルドもそうだけど、貴族階級御用達なのだろう。
煌びやかなドレスやびしっとした紳士服が飾られている。高そう。

裁縫師ギルドで首をひねるエーセルワインさん。
事情を尋ねてみたところ、貴婦人用のドレスのコンセプト色が決まらずに悩んでるとの事情。

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お得意様の貴族が集まるウルダハ政庁層方面で、今年、流行りそうな色を聞き回ることになったの。

ここへ来て、ただのおつかいとは一線を画す、すっごくマトモな依頼が!
楽しそう! 頑張る!

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赤! 無効票! 緑!

脱がせばどれも一緒ってあなた……。

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黒! 黄! 白!

イエロー・ムーンさんって人気なのね。

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名状し難い色! 赤!

政庁層を駆け抜けて錬金術師ギルドへ至るまでの間にいた8名にリサーチしたの。その結果は!

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僅差で赤! 今年の流行色は赤に決定なの!

だいたい1票で赤だけ2票って結果が僅差でも良いのか知らないけど、まあいいか。
名状し難い色にも赤は含まれてたし。
錬金術師のリューシュさんに赤色の染料調合を発注して、依頼完了なの。

2023.06.12「新薬を求める手」SubQuest

「ふっふっふ……ふはははは!」

錬金術師ギルド内にて。
マッドサイエンティストみのある声が響き渡ったの。

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エールウィンさんが言うには、すごい薬が完成したらしい。
ちょっとした発熱程度なら、たちどころに治っちゃうとかなんとか。

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臨床試験を貧民街パールレーンの住人で行いたいってことか。

あんまし気乗りはしないけど……。
使うか使わないかを決めるのは、わたしじゃなくて本人たちか。

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顔役のランデベルトさんは怪しげな薬を迷うことなく受け取ったの。
錬金術師ギルドは信用していないものの、熱病に苦しむ仲間がいる以上は実験体扱いもやむなしという。

剣術士ギルドや裁縫師ギルドの華やかさから一転。
どん底生活を強いられる生命がここにある。

ウルダハの格差社会を見せつけられた気がする。

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ランデベルトさんはおつかいのお礼に古めかしい陶器をくれたけれど……。
これは呪術士ギルドでの一件と同じパターンのような気が……。

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一応、サファイアアベニュー国際市場のシントゴートさんに価値を聞いてみる。

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妙な演出いらないから!
結果だって分かってたもん! ……ちょっとは期待したけど。

とにもかくにも世知辛い。

2023.06.12「歓迎、臨時従業員」SubQuest

ふと、裁縫師ギルドの人たちが忙しそうにしてたのを思い出し、戻ってみた。
やり残したおつかいがありそうって発想になっちゃうあたり、あたしも大概だと思う。

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やはりというかなんというか。
猫の手も借りたいほど大忙しと、ジュリアナさん。
店先にいる〝裁縫師に興味がありそうな人たち〟に声を掛けてくれないかとお願いされ。

お手伝いさんを探すお手伝いさんをすることに!

「相手に向かって〝歓迎する〟をすればいいんです」

説明口調に苦笑していたら――

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「試しに一回、ここでやってみましょうか?」

抜き打ちテスト!?

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こ、こんな感じで、どうですの?

「うんうん、いい感じです!」

無駄に緊張したの。

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ひとりめ、興味はあるもののふんぎりがつかず。ふたりめ、グイグイきた!
なかなかの滑り出し。

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3人目、素質がないと諦め。4人目、まったく興味無し。
ざんねん~。

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5人目、歓迎するべき相手を間違えた。

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ジュリアナさんに〝1~2人は来てくれそう〟って伝えたら喜んでもらえたの。

彼女の言う通り、だいたいのことは地道にコツコツの積み重ね。
いまのわたしだって、これまでのわたしの積み重ね。

……例えば、この世界の幻術に触れることで、新しいわたしになれたりするのかも……?

ウルダハの光と闇、過去と現在と未来に触れて、吹っ切れそうな気がする。
頼まれたモンスター討伐をまとめてぱぱっとこなして、クイックサンドに向かうかな!

2023.06.12「富豪のはした金」SubQuest

「うひゃほっ!」

いまのはお金持ちのご婦人とぶつかった時に発生する音ですの。
ナル大門から中央ザナラーンへ出ようと、コロセウム付近を歩いてた時の不幸な事故。

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ジュネヴィーヴおばさまは、びっくりした拍子にバラ撒いてしまったお金を拾うようのたまった。
そりゃあわたしも悪かったけどさ。あまりにも一方的じゃない?

せっかく気分良く外出しようと思ってたのに台無し!

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拾うけどさあ。

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金額を確認したおばさまはわたしが盗み取ったりしてないことを確認しても、なお偉そうな物言い。

ま、いいけどね。
いまなら少し違った気分で言える気がするから。

「これだから人間は信用ならないの!」

……ってね。

更新履歴

2023.06.12 更新
2023.06.04 公開